マツケンカレー

僕は昭和50年代に
小学生時代を
送った。


昭和50年代って
気がつけば随分
昔の事になって
しまったなあと
感じる。平成だって
もう24年だものね。そりゃあそうだよな。


昭和は遠くなりにけりってか。昭和40年代あたりの音楽が好きで
(当時のフォークとかロックとか、最近は歌謡曲もいいなあと)
CDを買ったりようつべ動画で観まくっている、なんて事をしだして
久しいが、それにしたってもう40年も前の事になってしまう。時の
流れの中で昭和に活躍したあの方もこの方もいなくなってしまい、
ああ、ますます昭和は遠くなりにけり・・・

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さて、そんな話は兎も角いきなりマツケンカレーである。しかもあの
愛知県が誇る(?)オリエンタルカレーが製造したブツである。
先日とある方からいきなり頂いてしまい、そのぶっ飛んだパッケージ
デザインに思わず久し振りに爆笑してしまった。でも何でマツケンカレー
なんだろう。何かの宣伝なのだろうか? そう、どうやら昨年同名の
楽曲を松平健が発表したらしく(ようつべ動画で検索して知った)それに
合わせて発売された商品であったらしいのだ。



すごいデザインだなあ。でも個人的にはこういう怪しげなの結構好きです。


実は僕はオリエンタルカレーが好きでして、旅先で立ち寄った
商店で見つけて思わず買ってしまったり(岐阜県でした)、
大阪ではなかなか見つけられないので調べて、販売していると云う
心斎橋のロフトまで買いに行ったりといっときかなりハマった事が
あったのだねこれが。


最近はそこまでしないけれども、一軒だけ販売しているスーパーを
知っているので、行く機会に恵まれたならその時は購入してやろうと
虎視眈々と(大袈裟だ)狙っていたりする位好きなのだ。現在の
オリエンタルの主力は「マースカレー」と云う商品なのであるが、
(いや、レトルトが主力になっているのかな?)このカレールーは
珍しい粉末タイプで、別添えでチューブ入りチャツネを加えるように
なっている面白いつくり。世間にあまたある工夫を凝らしたカレーには
ない素朴さがいい。昭和の懐かしい味なのだ(ああ、漸く冒頭の
昭和ネタにつながった)。


オリエンタル マースカレーレトルト版 200g×30個

オリエンタル マースカレーレトルト版 200g×30個


この白人の男の子の表情がいい。これはレトルトだが、ルーも昔から
このパッケージ。これに何となく惹かれてしまったのだね。


♪オリエンタル〜、マースカレー〜♪



昭和の頃の日曜日の夜と云えば、サザエさんを観ながらカレーを
食べるのが定番だった。まあオリエンタルじゃなくてバーモントカレー
だったんだけれどもね。ああまた明日から学校かよと思いつつ、
カレーをおかわりしていたのだった。



パッケージの裏面。松平健のメッセージ入り。時代はもっと前の事になるが
松平健も子供の頃には母親にカレーを作って貰っていたらしい。その味を
再現したとか。ウームムム。カレーはもう日本食なんだよな。



中身。黄金色のレトルトと、オリエンタルグッズが当たる応募ハガキ。
このグッズって確かロフトでも売っていたような。どうだったかな。



お昼に食べてみました。これまた貰い物のリラックマのカレー皿に盛って。
辛さはかなり控えめのまさにマースカレーの味だ。派手さは皆無だけれど
なかなかに美味しい!  これがカレーなんだよなあ。よくもまあこんな
懐かしい味を再現出来たものだと思う。いや、変わっていないんだろうね
きっと。マースカレーの発売は昭和37年だって。その時代の小学生達も
日曜日の夜にカレーを食べながら「また明日から学校かよ」と微妙に
憂鬱になっていたのだろうか。


ウーム、カレーの話で無駄に書いてしまつたぜ。こんな感じで仕事の話も
書けたらいいのにねえ。でも、カレーを囲む食卓こそ、日本の平和の
象徴なのではないかと、ふと思ってみたりした。「今日はカレーよ」の
母のひと言で、家族が明るい顔になれるような。不思議な食い物だ。
平和に食卓を囲めるって、本当に貴重だと思うよ。それが出来なくなって
しまった人々だっているんだからね。


また明日から仕事かよ。でもカレー食べて頑張ろう。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。