変化を前にして

2月も終わった

新規で担当する事と
なった利用者さんの
お宅を初回訪問
した。


土地柄、生活保護
受けている方々を
担当する事が多いの
であるが、今回の
方はそうではなく、
年金で暮らされている方である。独居ではなくご家族もいる。
下町の片隅で、ごく普通に暮らして来られた方である。
一般的とはあまり云えない生活保護世帯の方々のお宅とは
違い、長年この地で暮らして来られた何かこう、安定した
どっしりしたものを感じた。根付いている、とでも云うのかな。


この土地に住む生活保護受給高齢者世帯の中には、全国各地から
流れついた方々が多い。その特殊性から来る独特の雰囲気がある。
感覚が一般人とは偉く違い、土地に長く居ながら何処か落ち着か
ない。歳をとられ、動けなくなったのにも関わらず。理由は
いろいろあるだろう、しかし中には保護を受け、介護も受けるのは
おかしいのではとの疑問を禁じえない人もまたいる。まあ、その事に
ついては此処ではこれ以上書く気は無い。そんな方々に関わる事で
成り立っている仕事もあり、僕もその一端に属しているのだから。
嫌ならばこの街を離れ、「まとも」だと勝手に思っている街へ
行けばいい。僕らの業界、選ばなければ仕事にあぶれる事はきっと無い。


しかしいずれにせよ、どんな方が相手でも仕事の内容に差別はしない。
区別はするかもしれないが。でも、僕は出来るだけ丁寧にプランを
作成したいし、どんな方にも出来るだけ同じ様に接している。
まだまだその「自信がある」とまで断言出来ないのが情けない話
ではあるが、自分なりにその考えを実行している。
だったらこんな所に書かないで心の奥にこの考えを仕舞い込んで
おけば良いのであろうが。しかし書いてしまった。いかんね。

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市長が変わった事、そして4月からの介護保険制度の改変(改悪だと僕は
認識しているが)で、これから考えて行かないといけない事は山の様に
増えるだろう(市長には期待している。誰かがやらなければならない事
だったと思うから)。でも、どんな立場の方であれ僕が出逢い、担当する事に
なった、そして今現在担当させて貰っている方々の為には、少しでも
安定した生活を送れる一助となれる様にしたい。その考えだけは変えたく
ないと思っている。この時代の変化を前にして。


寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。