嵐はまた近づいている


嵐がまたも近づいて
いる。


僕が久々に旅しようと
思っていた紀伊半島
には、更なる災害の
恐れが出て来た。
現在では東海地方にも
かなりの被害が出て
いる模様だ。


連休を、紀伊半島被災地でのボランティア活動に充てられないかと
考えた。しかし今の所近隣自治体住民からの支援依頼が主であるようだ。
確かに余所者が大挙して押し寄せても受け入れ体制はそう簡単には
整うまい。東日本大震災の時同様、募金活動に細々と参加し続ける事が
一番なのかもしれない。でも、被災地は遥かな東北ではなく身近な
紀伊半島だ。何か他に出来ないのだろうか。

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嵐が近づく中、僕の手元に書類が届いた。とある専門学校からのもの。


福祉系資格取得の最後のひとつにしようと思っていた社会福祉士養成
通信課程の案内だった。社会福祉士国家試験の受験資格を得る為には
こうした専門課程を大学や専門学校で受講し、修了しなければならない。
課程修了の為には、2年弱の歳月を要する。レポートを多数提出し、
スクーリングに参加する。その他に相談援助業務に関する実習も
あるのだが、相談援助業務に1年以上就いている者は免除となる。
ケアマネ業もその「相談援助業務」とやらに含まれているので
実務経験証明書を事業所の所長に貰っておけば免除の対象者となる。


来年の春から数年間に渡って、再び学びの日々が来るのか。
社会福祉士と云う資格の認知度は低い。でもその活動の場は
少しずつ広がっているのかもしれない。社会的弱者と呼ばれる
人々に対して様々な社会資源を提供する窓口となるべき存在・・・


僕は介護の現場で働く事が好きだった。徹底的に動き廻って
社会的弱者と勝手に位置づけられてしまった人々と関わり、
その人々の一助となる事の大切さを実感していた。さっぱり
お金にはならなかったが。でも今、お金にならないのは
変わらないにしても直接介護に関わる事はなくなり、しかし
間接的に、それも更に重い責任を持って関わる事となってしまった。


人を導くなんておこがましい事は考えていない、でも困っている
人々の一助となる事にはきっと変わりない仕事を続けられそうな
気がしている。このあまり就職には役立たなさそうだけれども
知識の有用な累積に繋がれそうな資格を得る事は。


数年掛かりになりそうなカテゴリをスタートさせましょうかね。
数年後、僕はどうなっているんだろうか。どこかの誰かの為に
働く事は、結局僕の為になる。そう信じています。そして
導いているつもりが、実は僕自身が何処か大切な場所へと
導かれているのだと実感する為に学ぶのだと思える日と出逢える
事を心待ちにしながら、今を淡々と。


寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。おやすみなさい。