終日雨でした


「j-45さん、これ見て!」


と、差し出されたのは
介護支援専門員の
資格証。


よその都道府県は
どうだか知らないが、
大阪府の場合は
カードサイズの資格証。何か大きな証書でくれよなと思わず
ツッコミを入れたくなるようなそっけないものだったりする。


その資格証を見せてくれたのは、とある訪問介護事業所のサ責さん。
サービス担当者会議を開催するべく訪れた、とある利用者さんのお宅で
会議終了後、雑談中での事だった。


「あららおおお、××さん、届きましたか!」


この方は昨年秋の試験に合格し、先月(だったかな?)実務研修を修了
している。ちょうど1年前の僕と同じだね。当時の僕も訪問介護事業所の
サ責をしていた。担当件数がなかなか増えず、忙しいようなヒマなような
よく解らない中途半端ケアマネな今と違い、サ責時代はずばり忙しかった。
なかなか休めないし、現場仕事と事務に挟まれ、帰宅するのが午前様に
なる事も時にあった(大企業のビジネスマンじゃあるめえし、安月給
なのにようまったく)。でも仕事は好きだったし、様々な方々の支えも
あってどうにかこなし、ケアマネ資格を得たのをきっかけに円満退社
なった。それが去年の6月18日(こういう時こんな感じで日記をつけて
いるとすぐに分かっていいぞ、うむ)。あれからもう1年か、早いねぇ。


さて、そこの事業所のサ責さんもまた大変忙しい方であり、ややこしい
案件をあれこれ抱えつつ日々奔走されている。通勤帰宅の電車内にて
テキストを読んでこつこつと勉強されていた。合格後の実務研修も
スケジュールをやりくりして受講されていた。その経緯は僕もたまに
横目で見ていたので、資格証を見せてにこにこしているサ責さんに
当時の自分を重ね見て妙に感慨めいたものを憶えてしまった。


そこの事業所は居宅介護支援部門(要するにケアプランセンターか)を
開設予定であり、そのサ責さんは初代のケアマネとなるらしい。
はぁ、ひとりケアマネですか。ノウハウもへたくれもないのにこりゃ
大変だ。


まあその細かい経緯を書く訳には行かないのでここでやめときますが、
今後この方はかなーりご苦労されるのではないかと・・・でも、何かと
世話になっている方でもあるので、微力ながら何かお役に立てないもの
かと思ったりもしてみたり。


仕事の合間の雑談は、おたがい時間を誤魔化しながら数十分に及んだ。
サ責発ケアマネ行きの同業者として。


決して報われる事はない気もしないでもない、しかし絶対に欠かせない
社会の片隅にひっそりと息づく職種の同志として。お互い頑張りましょうね。


寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。頑張ろうね。