又兵衛桜


午前中は地元である
インテックス大阪にて
開催されていた
バリアフリー2011」を
見に行っていた。
これは職業柄行って
おきたかった。


ひとしきり会場を見た後、帰宅する。


午後からは一転、久し振りにバイクに乗って出掛ける事にした。
本当に久々だ。ここ暫く週末は天候があまり優れなかった事もあり、
そして何より、気分的に出掛ける気になれなかった事もある。


しかし今回はどうしても見たいものがあった。しだれ桜だ。
それは奈良県の山間部のとある土地に、300年にも渡って
根をしっかりと下ろして佇んでいる大きな桜だ。「瀧桜」と
呼ばれ、戦国武将である後藤又兵衛の伝説にちなんで
又兵衛桜」とも呼ばれている。それがどうしても見たかった。


僕は桜が好きだ。桜を追って列島を巡る旅をいつの日かしたいと
思っていたりもする。


でも、それはこの人生に於いて叶わぬ事となるかもしれない。
僕はもうかつてのふらふらしていた頃の僕ではいられなくなったし、
それはそれで別段構わなくもなっている。仕事が出来る、普通に
生活出来る事の有り難さを痛感している。震災以降の不安定な
世情を顧みるにつけ、尚の事その思いは強くなっている。


敢えて、此処に 「ちいさな旅」を敢行した。
桜を追い、散り行く桜に手を合わせた。
神も仏も、およそ信仰してはいない僕ではあるが。


去りゆきしものは、再生への象徴。
桜は、再生への象徴だ。だから僕は桜が好きなのだ。
散り果てても、やがてまた甦る「命」の象徴なのだ。


また番外編ブログも再開します。明日作成してリンクを貼るつもり。


今やれる事をしっかりとしておこう。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。