花散らしの風

散ってゆく

今週も始まりました。


今日も穏やかで暖か
だったけれども、昼過ぎ
から天候が変わり、曇空と
なった。


気温も下がり、風が
吹いて来た。強い風だ。


咲き誇った桜の花を、一気に散らす風が吹く。


毎年の事ではあるが、桜の散り際を目の当たりにするにつけ
この儚さと潔さに身が引き締まる思いを胸に刻み付けるのである。
今年も桜の華やぎと散り際を見る事が出来た。感謝の念を。


誰に感謝するのだろう。誰なんだろう。


別に誰って訳でもない。華やぎと散り際はあらゆる命の象徴だ。
桜を見て春を感じて、生き続けていられる事そのものに、だろうか。


誰が生を決め、死を決めるのだろう。


僕は今のところ生に選ばれ、どこかの誰かは死に選ばれた。それは
遠い地の誰かであり、僕の近くの誰かでもあった。


ふと吹いた風の所為とでもしようか。そんなものに左右されるのがどうも
人生とか称されるものであるらしい。花は散らされる。そこで終わったりも
するし、散った後で芽吹く青葉の如く違う形での再生と輪廻を得たりもする。
奇跡と軌跡の間隙を縫って、それは。


桜はまた来年咲く。だが漠然とは咲かない。漠然とは生きない。
きまぐれな風に吹き散らかされて果てようとも。

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ただ、酔っているだけです。寝ます。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。