所詮は仕事?

いつもの路地で

今週も始まりました。


淡々と残務処理を進めて
おりまする。


あくまでも、淡々と。
しかし・・・・


5年に渡り関わって来た
利用者さんのサービスが
本日最終日を迎えた。


要介護3からどんどん重篤となり、現在は要介護5。寝たきりの方である。
実は僕はその方のサービスに直接入る事からは暫く前に遠ざかっており、
現在では担当サ責としての事務にしか関わっていなかったのであるが、
本日引き継ぎの為に、サービスに関わらせて頂いた。次に関わるサ責と
共に訪問する。


久し振りの訪問。喜んで頂いた。嬉しいな。でも、もうすぐ去るんですよ。


担当するヘルパーさんからの意見として、僕が去る事を伏せて欲しいとの
話が出た。この利用者さんはかなりの高齢であり、知人の訃報ばかりが
届いていて寂しさが募っている昨今である。長く関わって来た僕が去る事を
知れば、更に寂しがるのではないか、との事らしい。


色々と考えた末、そのヘルパーさんの意見に従う事にした。
もう、そんなに先が長くないであろう方である。悩んだけれども、
伏せておこうと思ったのだった。それが良いのか悪いのか、判断に
迷った。でも、もう時間が無かった。


かなり物忘れがひどくなって来ている。実に都合の良い事を書いてしまう
至らなさをお許し頂きたい。 僕の事をどうか忘れて欲しい。お願いします。


長く関わって来た方々との別れは、どんどん進んでいる。
長く、関わりすぎてしまったのかもしれない。情など下手に持つな。
所詮は仕事だぜ。


別れ際、思わず目頭が熱くなった。アホか。所詮仕事なんだぜ? 所詮はさ。
5年の日々がフラッシュバックした。 でも、所詮は仕事だったんだぜ?
振り返ったって、もうどうにもならないのだぜ。


寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。