住める環境

続く雨天曇天

2月にワーカーさんから
訪問介護の依頼を
受けていたものの、
その後間も無く当該
利用者さんが入院。


3月半ばには退院されるも
僕がなかなか時間が
取れず、サービス開始が
遅れに遅れている事例が
あった。


この方のお宅には電話が無い。西成にはそんな方が結構いたりするから
困る。訪問しなければ連絡が取れないし、訪問しても不在である事が
何度かあったりした。サービス開始が遅れている理由のひとつでもある。


本日、どうにかお会い出来た。出来たは良いが、居室内に入る気が
しなかった。入れなかった。


暫く訪れていなかった間に、凄まじい事になっていたのである。
散乱するゴミ、腐っているであろう食物の山、ぶんぶんと飛ぶ虫。
ゴキブリも恐らくは大量発生しているものと思われる。


脚の踏み場も無いそんな部屋の中、その利用者さんは悠然と
腰掛け、テレビを観ていた。ヒトの住める様な環境とはとても
思えない状況であるが、その方は住んでいた。しかも案外元気そう
だったりする。


僕がこの環境で住んでみるとなると、或いは発狂の憂き目を見るやとも
限らないであろう惨憺たる状態である。こう書いていても気が重くなる。
こんな家に、どうやってヘルパーさんを派遣するのだ? 誰が行って
くれるって云うのだ?


しかし請け負ってしまつたぜ。ええいちぎじょう!


自立支援法の居宅サービスの利用者さんだからケアマネさんはいない。
ワーカーさんと連携を取りつつ(ほとんどアテには出来ないが)、僕が
どうにかして行くしかなさそうだ。初回から暫くは僕も積極的に
関わらねばならぬだろう。


久々のゴミ溜めルーム(?)との格闘となるだろうか。
こういうケース、たまーにある。どうにか環境整備を果たし、
軌道に乗せたケースもあれば、挫折したケースもあったりする。


この方の場合、ワンルームマンションだからもしかしたらまだマシだろう。
訪問介護の事例集等に載っているケースなんかだと、もっとえげつない
一戸建て住宅の事例もあったりするみたいだし。どうなんだろうね。


数日後、ワーカーさんと再訪予定。先が思いやられる。しかし、
久々に「やってやろうじゃねえか」なんて思いも、またある。
ケアマネさんのアシスト業務やら本業(?)やら、その他雑務やらに
追われている気になっており、少し現場に出る事を避けていたきらいが
あったが、今回のケースは久々に動き廻らなければいけないかも。


さあて、どうなるかねぇ・・・


無駄に長めに書いてしまったが、実は風邪気味である。
とっとと寝たほうが良さそうだ。疲れも、例によって
なかなか取れないし。


寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。