■
今週も始まりました。
週初めからすっきり
しない曇天である。
明日はもう雨が降る
らしい。
一体この変な天候は
何時まで続くのか。
こういう天候の日はアタマが働かない。血の巡りが悪い。
元々働きの悪いアタマが更に働かないのだから困るのだぜ。
何だか焦る。最近思った様に仕事が捗らない気がしてならない。
_____________________
電車の中で、おかしな事をしている若者数名を見掛けた。
そのうち一人は、手にサイコロを持っていた。ふたつのサイコロを
カチャカチャとやっている。何してんだろ。
すると、若者はおもむろにサイコロを椅子の上に投げた。
「1と2。うわ、3駅しか行かれへんやん」 「なかなか先に進まれへんなぁ」
「今回の目的地どこやったっけ?」 「○×駅。まだ結構あるな」
すぐにピンと来た。彼等は双六の様に、サイコロの出た目の数だけ
駅から駅へと移動しているらしかった。何てヒマな連中だ。
しかし、面白そう。想像しただけでもワクワクしてしまった。
無意味且つ無益のこのバカさ加減。いいねぇ・・・この感覚が旅だよな。
そういう旅はね、出来る時、出来るタイミングってものがあるのでは
ないかと思うのね。物事に別段の意味やら何やらを求めないって行為はね。
出来る時に、やってしまった方がいい。きっといい。
サイコロを振って行き先を決める。いいねえそれ。サイコロでもって人生の
行き先は決めたくはないけれど。吉田拓郎の「落陽」に出て来るじいさん
みたいだ。女や酒より、サイコロ好きで云々かんぬんってやつ。
みやげにもらったサイコロふたつ 手の中で振れば
また振り出しに 戻る旅に 日が沈んで行く
出来る時に、やれる事を。果たして僕は出来ていただろうか。
思った通り、若者達は3駅目で降りて行った。
寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。