来年もこの桜を

曇り空なのが残念だ

今週も始まりました。


桜に囲まれた、小さな
小さな公園がある。


木々は遂に満開を
迎えていた。


公園のベンチには
老人達が腰掛け、
首を空に向けている。


来年もこの桜が見られるのだろうか、等と思ったりも
するのであろうか。


僕は桜が好きだ。桜には「潔い」と云う言葉が似合うと勝手に
思っている。旧い日本人的発想で笑われるかもしれないけれど。
そして僕自身は潔さの欠片すらも持ち合わせていないけれど。


空は曇っており、桜はあまり映えない。しかし暖かくてお花見には
良いだろう。うちの利用者さんも、ガイドヘルプでお花見に行かれた
方がいた。愉しく過ごされたようだ。良かった。


来年も、この桜が見られますように。少しでも長く。少しでも。

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本日のBGM 斉藤哲夫 「無題 (素晴らしい人生)」


君は英雄なんかじゃない

君は英雄なんかじゃない


来年も、この桜が見られますように。そして、素晴らしい人生を・・・


ふと、とある方の事を思い出した。潔く散るは叶わなかった方だが、
今、此処にふたたび追悼する。


桜はやがて散る。潔く。願わくば、僕も桜の如く散りたい。
まあ、無理か。度胸がないんだね。


潔く散るも、未練がましく残るも、それぞれの道。
どちらが良くてどちらが悪いなんて、一体誰に決められようか。


散るも残るも、それぞれの道。散るも、残るも。


寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。