段取り係

ぼんやりとしていた

朝の少し早い時間と、
夜22時までの遅い
時間にそれぞれ掛かる
とあるサービスが
始まった。


担当するヘルパーさんは
利用者さんの状態が
解らず、不安を持って
いる。


事業所と連絡の取れない早い時間と遅い時間。よく解らない
利用者さんのADL(日常生活動作)の具合や、曖昧に決められた
サービス内容。自立支援法の重度訪問介護枠の方なのです。
介護保険の利用者さんと違い、明確なケアプランが無いのだね。


そりゃあ不安にもなるわな。誰だよこんな曖昧な仕事を押し付けた奴は。


あ・・・俺、か。


「僕も顔を出します。心配しないで」とTelし、取り敢えずその
通りにする。曖昧だったサービス内容を逐次確認しつつ、
ヘルパーさんが安心して仕事が出来るように段取りを整える。


相も変わらず金にならない仕事ばかりしている。
でも、これでどうにかなりそうなのだ。行って良かった。


明日は違うヘルパーさんが、朝から入る事になっている。
で、また出る事にした。段取り係がいないと、今回の仕事は
まず間違いなく上手く進めない。


サービス提供が上手く進んでくれさえすれば、もうそれでいい。
ヘルパーさんが安心して業務に就いて下されば、尚いい。
段取り係たる僕で御座います。


最近は疲れる身体介護等は全てヘルパーさんに任せっきりで、僕自身は
PCの前に座って事務ばかりしていた。今夜は少し疲れたけれども、
一方で少し新鮮な気持ちになれた。原点に還ったかのような。


寝ます。明日に備えて。明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。