5年の月日が流れ去り

2005年4月撮影

今週も始まりました。


そして、今日から
3月です。


今日は僕が今の
事業所に所属する
事となって丸5年の
区切りの日、


何の理念も無く、
適当に選び、まあどうにかなるだろうとかなりいい加減な気持ちで
始めた割には、よくもまあ続いたものだと思う。我ながら此処まで
来られるとは当初は全く思っていなかったものね。


続いたのは西成と云う、こんな機会でもなければまず訪れる事も
無いであろうこの土地だったからかもしれない。


大阪西成。ディープである。僕はその前年まで別事業所にて
コリアタウン等ある生野区界隈でも仕事をしており、そちらも
それなりにディープな世界を見せて貰っていたのだけれども、
こちらはその比では無かった。


最近は流石に無難と安定を求める様になって来ているが(いいんだか
悪いんだか)、5年前は西成と云う町のそこかしこに潜んでいる刺戟に
「おもしろいぞ」と興味津々の日々を送っていたのであった。
何となく怪しげな物事についつい首を突っ込んでしまう、僕の生来の
性格にぴたりと合う何かがあったのだろうか。


釜ヶ崎飛田新地(TOP写真は飛田の料亭「百番」2005年4月撮影)なんて
こまめに廻り、(不謹慎な書き方だが)なかなかに面白い体験を色々と
させて貰ったんだっけ。当日記でも度々この界隈の写真を載せて来た。
飛田は当時からとある利用者さんが住んでおり、しょっちゅう脚を
運んでいた。その利用者さんは今もご健在ではあるが、サ責となり、
ヘルパーさんに当該サービスを完全に任せてからはなかなか行けなく
なった。


立場上、色々と好き勝手にやらせて貰っていた。今はそうも行かなく
なってしまったし、それはそれで仕方の無い事なのかもしれないが、
たったの5年前から随分あれこれ変わってしまったなあと、ふと。
流れ去ったものは、多過ぎた。


でも、やはり得たものも多かった。いや、得たものばかりだったかもね。
何も失っていないし。たぶん。


くたくたなのだけれども、もう少しだけ得たいものがありそうな
気もしないでもないので、もう少しだけ頑張ります。この町で。


僕の後釜になってくれそうな方が面接に訪れた。
どうなるかなあ。


寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。