路地裏にて


介護支援専門員
実務研修も今回が
3回目。


今回からは班分けが
行われ、それぞれの
班でのグループワークと
なる。


会場もクレオ大阪中央から、谷町にある大阪府社会福祉会館に場所を
移した。会館内には幾つかの講義室があり、受講生は一室あたり
約100人ほどいるであろうか。その100人を更に5〜6人のグループに
分けるのである。僕は6人の班に属する事となった。


グループの構成は、介護職と医療職の混成であったり、介護職のみで
構成されていたりと様々であるらしいが、僕は後者だった。


訪問介護事業所サ責2名
デイ・サービス職員1名
特別養護老人ホーム職員1名
障害者施設職員2名



僕を除いて(?)皆さん明るく楽しい感じの方々で、初回であるが故の
よそよそしさがまだあるものの、それなりに楽しくやって行けそうな
感じではある。このメンバーで6月の最終日まで研修を受けるとの事だ。


今回の講義内容は「介護支援サービス(ケアマネジメント)の基礎技術、として
インテーク面接(初期段階における相談援助の面接)の意義と目的について、
から始まった。初めて相談窓口を訪れた利用者の精神的不安を取り除き、
主訴の傾聴と問題・課題の明確化、そして適切な援助関係づくりに至る
各過程を学んだ。


なーんて解ったような事書いているけど、テキストから題名だけ書き写して
いるだけだったりして。ははは。いやいや、でも結構勉強になりました。


ケアマネジャーは単にケアプラン作成と給付管理だけが仕事ではない。
相談支援のプロとして、利用者が抱えている問題点を浮き彫りにし、
どうすればそれが解決出来るのかを導き出して行くのもその役目なのだ。


まあ実際そこまで手が廻るのかどうか、実情はなかなかだと思うんだどね・・・・
でも、理念としてはきちんと身につけて置きたいものだよね。


続いて、アセスメントと利用者のニーズの把握について。
問題解決の主人公はあくまで利用者であり、利用者をあらゆる角度から
理解する。そして、援助者自身も、自らがどのようなタイプの援助者で
あるのかを知らなければならない(自己覚知、という)。


そんなに上手く行くのかいな。でも、基本はそれなのだね。


昼休みを挟む。グループで机を囲んでそれぞれ昼食。各メンバーの
職場の状況についてぼちぼちと話す。回が進んで行くうちに、もっと
馴染めたらいいなあ。


昼からはメンバー同士でインテーク面接の演習を。
介護支援事業所を訪れた、とある老夫婦を設定し、ケアマネが
インテークを行う。それぞれ役割を決め、何故か僕はその老夫婦の
夫役。妻役の方と打ち合わせするも、どうにもピンと来ませんねえ、と
苦笑する。ケアマネ役やりたかったんだけど。でも、とある利用者さんを
思い浮かべつつ演じてみたりして。


傍から見たらアタマでもどうにかした集団なのかと云う演習ではあるが、
各班とも結構真剣だ。もっとちゃらちゃらした人がいるのではないかと
懸念していたが、皆さん頑張っている。


この演習での内容をケアプランの原案に結び付けて行くのが、次回の
研修内容になるのであろうか。そして、実際に要介護認定を受け、
居宅サービスを利用している方に協力者となって貰う課外実習の
準備も同時進行で行わなければならない。


次回第4回目は3月23日火曜日。研修の為の有休確保に総じて
スケジュール面で苦慮していたが、次回は早々に布石を打っておいた。
どうなるかは例によって解らないけれどもね。

________________________


17時半の研修終了後、雨の中西成に戻る。ヘルパーさん達がメインの
出席者となった主任の送別会に参加する。いつまでも同じように仕事を
したかったが、なかなかそうも行かないようだ。いろんな事が、少しずつ
変わって行くのだね。


まあ、あれだ。 さよならだけが人生だ。


一夜明け、本日は午前中現場のサービスのみで出社した。
僕はもう暫く、此処で頑張ってみようと思う。


いつでもトンズラ出来る。そう思えば気も楽だ。だけど、頼りに
してくれるヘルパーさん達には悪いよね。今そうするには。


土曜日に出て来ているヘルパーさん達の連絡を聴きつつ、書類を
少しだけ整理してから昼下がりにはとっとと帰宅の途についた。
明日はゆっくり休もう。


いよいよ3月か。取り敢えず頑張ろうぜ、当面は。


明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。