2年振りのジェベル


我が愛車SUZUKIの
ジェベル250XCである。


1996年式。1997年の
春。新車で購入した。


僕は知らなかったのだが、
2008年をもってこの
ジェベルは生産中止となっていたらしい。


年々厳しくなる排気ガス規制に対応出来なかったそうなのだ。
ジェベルには200cc、125ccの各バージョンがあったのだが、いずれも
既に生産中止との事。残念でならない。

2000年の排気ガス規制を受ける前は、TM28SSという
加速ポンプ付TM型キャブレターで強制開閉式
スロットルバルブを装着していた。
なお型番の「XC」はクロスカントリーの意。

Wikipediaより。へぇ・・・アクセルをぐぐっと開くと、結構な加速が
始まるけれど、これのお陰なのかしら? よう解らんけど。でも、
250cc台の4ストオフ車としては、最高クラスのパワーがあるのですよ。
何せ競技用マシンにも採用されたキャブレターらしいからね。
でも、時流だね。90年代はまだまだ規制が緩かったけど、今はもう
そうもいかない。ハイパワーの犠牲としての多量の排気ガス、だものね。



1997年 山形県南陽市にて撮影 ははは、まだピカピカだ。


振り分けバッグを使用していた為、マフラーカバーには傷対策として
黒い布ガムテープを張ってある。そしてその下のマフラーには
熱対策のグラスウールを針金でぐるぐる巻きにしていたんだっけね
(振り分けバッグが干渉してカバーを傷つけないように。そして
同じくバッグがマフラーに干渉してカバーが溶けてしまわないように)。


随分前に故障して取り外してしまったけれど、ライトのON/OFFスイッチも
取り付けていたし(90年代以降、バイクのライトは常時点灯が主流と
なっていた)、スパークプラグとプラグケーブルも結構こだわって
選んでいたりした。左バックミラーはあんまり使わなかったので、
わざと外してある。


燃料タンクは何と17L(うち、予備タンク3L)も入る。燃費は大体
25〜30km/Lとなかなかの高数値だからして、航続距離は相当なものと
なる。山奥を旅する事が多かったから、これには何度も助けられたん
だっけ。テントを張っての野宿ではガソリンコンロを長らく愛用して
いたから、燃料は何時もバイクのタンクから抜いていたんだっけかね。


他に乗りたいと思うモデルも無いので、もしも仮に買い替えるのであれば
またこのジェベルにしようと思っていたのに、そうか、もう新車では
買えないのか・・・せいぜい大切に乗ろうと思う。10数年でまだ5万
7千km程度しか走っていない。1997年の林道日本一周の旅、1998年と
1999年の北海道放浪の旅。それが走行距離を稼いだ主な旅であり、以後は
なかなか暇を作れず旅に出られなかったのと、僕自身気持ちが乗らなかった
事もあり、この体たらくとなってしまっていた。


昨年11月に新しいバッテリーを購入していたのであるが、寒いのと
しんどいのとで(情けねえなあ)全く整備せず。そもそも最後にジェベル
動かしたのって、もう2年も前の事になってしまっている。実に遺憾である。
精神的余裕があんまり無かったんだよね。まあ、言い訳だけれども。


今年は色々と生活を変えてみたいとこの日記でも何度か書いていたが、
やはりその第一歩は我がオートバイライフ(?)の復活となるであろう。
本日遂にその第一歩を踏み出した。と、しておこうか。


新しいバッテリーを組み付け、セルスターターボタンを押すと、ジェベル
元気良く始動してくれた。嬉しいな、2年もほったらかしにしてたのに。
ただ、自賠責保険は2年前から切らしているので、今回実際に走行させる事は
出来なかった。今は便利な時代で、ネットで保険を掛ける事が出来るから、
早速やってみようと思う。


次の土曜日には実際に走らせ、かつてよく行っていたレッドバロン松原店に
オイル交換に行ってみよう! 数年振りのライダー復活だ!


昨年までの仕事中心の生活を、今年こそ変えてみたい。旅にはなかなか
出られないかもしれないが、まめに日帰りツーリングくらいはしてみたい。
ジェベルよ、これからも頼むぜ。でも、オーバーホールせにゃならんかなあ・・・


次の日曜日には、可能であればとある場所に出掛けてみたい。
本日はその先鞭として。


明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。