素性

ロクに知らなかった

雨の火曜日。


数週間前の休日出社の
代休を取りました。


外は寒く、ちょっとした
用事で少し出掛けただけで
とっとと帰宅しちまい
ました。


やる事もないし、そんな時は久々に、しっかりとギターを弾こう!! 
すっかりぺなぺなになってコードを押えるのが怪しくなっていた我が
左指先を、この際徹底的に鍛え直そうではないか。



今更何ですが、僕がハンドルネームとして選んだのはこのギターの
名前だったり致します。ギブソンのJ-45。僕がj-45と小文字なのは
登録時、既に大文字を使っている方が居たらしいからに過ぎませぬ。


触る事に億劫になっていた昨今を反省し、今改めて手にしてみよう。


どんどん出来る事が少なくなってしまっているような気がしてならない。
だからこそ、今出来る事を衰えさせてはならない。無理せず、しかし真剣に。
大好きな事だからこそ、真剣に。

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このJ-45については、ギブソンの代表的なモデルであり、様々な有名
ミュージシャンが愛用しているという、オーナーならば恐らく皆様
知っているような情報位しか押えていなかったりする。実は。


そんな中、以前ちらりとは見ていたけれどもきちんと見ていなかった
とある幾つものサイトから、このギターの素性を知る手掛かりを
知ったのであった。TOPの写真はサウンドホールの中に張ってある
ギブソンのラベルなのであるが、そこに書いてあるシリアルNoから
それが解るらしい。


シリアルNoの見方を以下に。因みに僕のJ-45のNoは 「00591043」


・左から最初の「0」:西暦2000年代の下3桁目。


・左から2番目からの「059」:その年の1月1日から数えて59日目
 (3月2日かな?)に製造されたもの。


・左から5番目の「1」:西暦2000年代の下1桁目。


・左から6番目の「0」:0〜2まではアメリカのモンタナ工場にて、
 3〜9まではナッシュビル工場にて製造されたもの。僕のは0だから
 モンタナ工場製らしい。


・左から7番目以降の「43」:その日に製造された43本目の製品。


これらをまとめると、僕のJ-45は・・・


「2001年3月2日、アメリカモンタナ工場にて、その日製造された43本目のJ-45」


と云う事になるらしい。うわー、そうだったのか。オールドものではないけれど、
こうして知ると妙に感慨が沸いちまいますな。

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購入したのは2001年の初夏だったかなあ。心斎橋の三木楽器にて。これは
当時三木楽器が販売していたオリジナルモデルで、一般のモデルとは
少し仕様が違っていた(ピックガードの形状その他)。一般のモデルには
当時ピックアップが内蔵されていたので、実はそちらが欲しかったの
だけれども、人気があり品切れ次回入荷未定状態。で、結局余っていた(?)
このモデルを買う事にしたのだった。何本かある中で、一番サンバーストが
綺麗に出ていた(と思えた)ものを選んで。


嬉しかった。でも、弾いてみて少しがっかりした。あんまり鳴らなかった
からだ。それでもガシガシと弾き続けた。OVALのピックアップをマウントし、
ライヴで使っていたりもした。プリアンプまで買ったんだぞ・・・って
何のこっちゃですな。TOPの写真の右下に見える3つの穴ポコは、ピックアップの
サウンド調整穴だったりするのですねこれが。精密ドライバーで調整するのだ。


皮肉な事に、僕が人前でギターを弾く事をやめてしまって、暫く経ってから
このギターはぐぐっと鳴るようになって来た。購入して早8年以上。弦は
前回張り替えてから半年近く経ったのでもうすっかり死んでいるけれど、
しかしそれでも尚良い感じで鳴ってくれています。大変皮肉な事に。はい。
アコギって、弾き込む毎に、歳月を経る毎に成長するらしいのですね。
木が乾いたりしてね。


ギターケースにはしまわず、何時も裸のまんま部屋の片隅に置いてます。
「ザ・ワーク・ホース(役馬?)」なんて渾名があるとかないとかの
頑丈者。繊細なマーティンじゃこうはいかないかな? D-28も欲しいけど、
扱いはもっとシビアになりそうだしね(その前に買うお金無いだろ!)。

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何だか昨日といい今日といい、妙に必死になってかつての趣味を復活させようと
画策しておりますな。兎に角仕事やら勉強やらに一所懸命で、莫迦者なりの
頑張りで来たけれども、ここいらで少し何かを変えたい気がしないでも
ないのですねこれがまた。どうしたものですかねぇまったく・・・・・


まあいいや、さて、何処かのアコギ関連サイトでもまた覗きに行きますか。
んでもって、早めに寝ちまいますか。明日一番で、とあるトラブル対応に
走らなきゃならないからして、気合い入れ直そうぞ。


明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。