原点

きょうの釜ヶ崎・労働センターにて

久し振りにドヤ街
釜ヶ崎から。


あいりん労働センターにて。
住む家の無い男達が、
一夜をどうにか遣り
過ごす為に解放される
「シェルター」へ入る為、
整然と並んでいる。


僕の行動範囲はそんなに変わっていないとは思うのであるが、
以前は毎日の様に訪れていた釜ヶ崎は、最近はそんなに近づかなく
なっている。釜ヶ崎に住む利用者さんは沢山いるので、またいずれ
どうなるか解らないけどね。


ただ、僕がこの街で仕事をし始めて最初に関わったのはこの釜ヶ崎
住人だったし、此処で少しばかりアブナイ(でも興味深い)体験をしたり
様々な人生に触れて、僕の人生観がそれなりの影響を受けたのは
まぎれもない事実であり、僕にとっては原点の様な場所だったりするのだ。


努力だけではどうにもならない事と、努力しないとどうしようもない
事がある。頑張らないといけない。しかし頑張っても報われない事も
またある。運も、またある。それが結構大きかったりもするから始末に
負えない。


僕と同世代かもしれない、この行列に並ぶには若年過ぎるかと
思しき男がいた。30代で仕事も家も無い男。努力不足だと斬って
捨てるもまた由。しかし少なくとも僕は他人事とは思えない。
僕の様な駄目人間にとっては、所詮紙一重でしかない。


上手く立ち廻れなかった連中が、明日の僕であり明日の貴方である
かもしれない連中が、絶対に縁が無いと僕らが思い込みたい連中が、
一夜の寝床を求める為に夕刻、整然と立ち並ぶ街がある。これも、
まごう事無き21世紀の風景なのだ。

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どうにか手に入れた3連休。試験勉強の総仕上げが出来ればいいのですが。
この3連休は何があっても死守すっぺ(大袈裟だな相変わらず)。


明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。