間もなく、5回目の夏。

或る街角から

今朝、僕の街で蝉が鳴いた。
今期初めてだ。もう
間も無く、けたたましい
大合唱が始まる。


七夕も過ぎ、日差しは
日に日に厳しくなるばかり。
とある信号待ち、高速道路の
高架の隙間から洩れ覗いた
閃光ひと筋。


晴れたとは云え、街はまだまだ梅雨真っ盛り。どえらく蒸して
不快指数はどんどんと上がるばかり。真夏より、こんな時期が
一番辛いかもしれない。暑さにもまだ身体がついて行っていないし。


ほぼ終日外出していた。月末月初の慌ただしさも一応ひと段落。
現場仕事を無理矢理詰め込んで、事業所に居ないようにする。
街を駆けずり廻っている方が、僕の性に合っているなあと思う。
でも、此処まで来たらただのヘルパーさんにはもう戻れないなあと
一方でまた思う。でも、それでも現場に出るの好きなんだ。


ガイドヘルプの仕事の話が舞い込んだ。京都へ日帰り旅行に行きたいとの事。
いいなあ、京都かぁ。行きたいなぁ・・・え、秋だって? 何とも気が早い
ご注文で。僕、それまで今の事業所に居るかなあ? いや、居ようよ。
ヘルパーさんに任せず僕が担当出来たらいいな。スケジュール何とかしてさ、
そうさ、行こうよ京都。ガイヘル大好きなんです。


間もなく、5回目の夏。今度こそ西成での最後の夏になるのかな?
どうなんだろう。もうさっぱり解らない。でもまあ流れに任せるさ。


少しの間、残業せずに済みそうかな。少しの間、気を張るのやめようかな。
明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。