下町の空・唐突な涙

下町の空

下町の空は不安定に
揺れていた。


唐突な涙に濡れた。


些か冷淡。


疎か簡単。


白と黒。


はかりごと。  やさしさ。


無様。   混沌。


貴方の麗しさと私の愚鈍。私の勤勉慇懃無礼と貴方の愛想笑い。


停車場にて振り向く。やさしいなと思う。怒鳴り声、罵声、憤怒が。


フライドチキンの骨。デミグラスソースの匂い。なんだかいやらしい。


誰かがやって来た。教えて呉れた。距離だけが大切らしい。
僕も誰かに教えてあげた。もう少しの捻りなど大切らしい。


らしい。  僕は教育係。  雨は養育係。 
じゃあ君は連絡係。 空は断絶係ってとこでどうだい。


フロイトピックの匂い。ブルドッグソースの骨。なんだかまぎらわしい。


タナトスフロイト、リビドー、嚥下反射、隠蔽、淫乱、即金御礼。


不安定だった下町の空。唐突な涙に濡れた。


誰かがやって来た。教えて呉れた。そして本日も無事暮れた。
僕も誰かに教えてあげた。この××××野郎はあいつだって。


公開後悔航海のいずれもやぶさかでない人生を。大切な人生を。


不安定だった僕の空。唐突なる空と心の奥底の涙におののいた。


おののきつつ、しかしこなさねばならぬ時間の羅列。
何処かに何時か辿り着く。そこで、全てが一応終わる。
終われば、そこそこそれなりな次の始まりが待っている、
と、思う。そして次の羅列をわざとらしく心待ちにする。


納得したかい・・・?

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ああ、意味なんてありません。ただの思いつきです。気にしないで下さいな。


寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。おやすみなさいませ。