遠くへ飛べば良い

伊根の舟屋

今週も始まりました。


って、いきなり伊根の
舟屋の写真かよ!!


例によって写真撮れず
だったので、過去写真
フォルダからこの1枚を
気まぐれで。


2006年、5月21日撮影。
丹後半島伊根町の名物、舟屋です。ちいと解りずらいか。下手だな
僕の写し方は。相も変わらずだ。1泊2日で日本海に行ったんだよね。


かつての旅の写真を見たり、当時の日記を読んだりして旅を追体験する事が
よくある。当日記でも、以前はよく林道日本一周時代や、北海道放浪時代
(おお、何かカッコいい書き方だな。実際はへなちょこだった癖によう)、
最近では東海道徒歩旅(これはカテゴリ分けしてあるので、今でも見易い。
前述の旅は時間軸もへたくれも一切無視し、カテゴリにすら分けていないので
見返すのも最早億劫だ)についてたま〜に書いている。次の更新は何時に
なるやら・・・?


僕がサ責を担当し、実際のサービスにも入っている、とある寝たきりの
利用者さんが、暫く前に、時刻表と近畿の地図など見てみたい、と
所望された事があったりした。それらを交互に眺めていると、旅行に
出た気分になるから、らしい。かつては鉄道を利用してあちらこちらに
出掛けた事があったそうなのだ。諸事情からなかなか揃えてあげられない
状況なのであるが、どうにかしてあげたいとも考えている。


お気持ちは良く解る。だってこの僕も旅の追体験でもって結構
癒されて(?)いたりするのだから。愉しいんだ、これって。
なかなか思い切った旅には、もう出られなくなってしまったし、
もしも時間を呉れても、もうかつての様な気分で旅をする事は
叶わない様な気がするからだ。いや、どうなんだろう実際は?


久し振りに昭文社ツーリングマップル関西版を取り出して、丹後半島
界隈の地図を見ております。TOPの写真にある舟屋たちも、今は雪景色の
中なのかな。そんな時期に訪れるのもいいだろうねぇ。


旅を想う、寝たきりのご老人と僕。


動けぬご老人には、せめて空想の中とは云え、旅を想って貰える様にしたい。
動ける僕は、それが極めて贅沢な事なのだと噛み締める様に、いずれ旅を
したい。


当たり前の様にさすらっていたあの日々を、懐かしく、愉しく、しかし少しだけ
息苦しく想いながら、今度は噛み締める様に旅をしてみたい。叶うかな?
遠くでなくとも良い。こころが、遠くへ飛べば良い。


余裕が無いんだね、僕は。でも、そんな日々も今は悪くは無いって気がします。
明日もいい日にしてみせますよ。おやすみなさいませ。