血まみれの太陽

きょうの夕景

あともう少しだけ
待っていれば
夕日が拝めた。


時間無かったので
一枚撮ってすぐ
移動。


仕事中に相も変わらず
何してんだ僕って奴ァ。


今日も、しかしどうにか無事に暮れました。寒さも少し和らいだかな。
日が長くなりましたな。この写真は17時頃の撮影。冬至の頃だったら
もう真っ暗だったもんな。少しずつ、少しずつ、また春目指して。

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♪あらゆるものたちが 失われてしまった
 かぎりない炎が 吸い取った赤い血は
 とどろく哀しみと共に 太陽を覆い尽くし
 廃墟たちの中で たましいを滅ぼし尽くす
 笑顔はもう遠く消え果て 涙などもう流す気にもなれず


 希望という言葉は あまりにむなしく響く
 血まみれの太陽の下で


 癒されるその時は いつ来るのでしょうか
 なぐさめがあなたを 救えるとは思えません
 救いを求めることで 何が変わるというのでしょう
 力の無い者に人を救うことができるのでしょうか
 奪われるいのちを目の前に 生き残るいのちはいつも無力


 吐き捨てたい苦しみ 抱いてなお生きねば
 血まみれの太陽と共に


 失われたものは 二度とは帰ってこない
 新しいなにかを つくり出すためには
 この場所から再び 歩き出すためには
 まだあまりにも 血のにおいがつらすぎる
 たましいに刻まれた傷の痛み あまりにも無力なゆえに


 吐き捨てたい苦しみ 抱いてなお生きねば
 血まみれの太陽の下で・・・・・♪


「血まみれの太陽」 1998年2月3日作。


すんません11年前に僕が書いた歌だったりします。何なんだ唐突によう!
こんな凄まじく恥ずかしい事晒すんじゃねーってのまったくよう!
いや、例によって酔っておりますもんでして、はい。思わず当時の
作詞ノート引っ張り出して来ちまいましたんえ。

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阪神淡路大震災から明日でもう14年。まだ記憶に新しい1998年初頭、
歌を書き、街角で歌おうとしていた僕が初期に取り上げた題材が
震災の事だったりした。


所詮は他人事でしか無かったのだけれども、震災直後の神戸の街で
少しの間仕事をした。その記憶を留めてみたいと。


大阪の海辺、端っこにある僕の街から、神戸の街が燃えているのが見えた。
煙が遥か上空に立ち上り、太陽を覆っていた。ああ、人々の命を、人々の
血を吸った煙が、太陽に吸い込まれて行く。太陽は血にまみれたのだ。


まあ、現地に何度も赴いたりはしたが、結局は「他人事」。こんな俺に
何が解るってか。だから、歌は書いたが、歌えなかった。
何をかいわんや、だもんな所詮は。しかし書いてから11年経って、
此処に初めて勢いで歌詞なんざ載せちまった。恥晒しですな、
またしても。酔いが醒めた明日はまた赤面じゃがーね・・・

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「風化」と云う言葉が、一番恐ろしいと思う。


寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。ではまた。