苦々しきシフト調整

堂々たる

なかなかに立派な
体躯の雄ネコである。
貫禄さえ見受けられ
つつある。


うちのメルくんも
こうなるのかいな?


帰宅すると22時半。
メルくんは何時もの
様に駆け寄って来た。


しんどいなあと毎日思うが、ネコをだっこするとほっとする訳だ。
そんな事位でほっと出来るなんて御目出度いかとは思われようが。

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連日のシフト調整。何に一番困っているかと云うと、介護保険の利用者たる
お年寄りでは無く、障害者自立支援法の利用者たる障害者、中でも
「重度訪問介護」という区分を利用している方々のシフト調整なのだ。


介護保険は基本的に自由が無い。ケアマネさんが立てるケアプランに沿って
日々、基本的に変わらずサービスは進んで行く(いや、実際にはそれなりに
色々ある訳だが)。しかし重度訪問介護の区分を利用している障害者の
方々は、結構自由な(と書くと語弊有りか)サービスが依頼出来、しかも
長時間に渡る場合がほとんどである。


しかし、それがまた単価が安い。事業所としてはまるーで美味しく無いのだ。
まあ、うちの事業所はその区分の方は3人だけだからまだ受けているので
あろうが、それにしても急に時間の変更やら延長やらがあったりして、
実際にシフトの調整に当たっている僕にしてみたらたまったものでは無い。
いずれも社会福祉法人やら他事業所やらが何故か絡んでいる方々なので、
断るのもなかなか・・・「絶対にサービスに入って頂かないと困るんです」
って云われてもさあ、欠員が出たんだからしょーがねーじゃん。
どーしろってのさ、人いねーのによう!!


サ責になってまだまだ日が浅い為、重度訪問介護の区分に関する知識が
情けない程乏しい。だから結構頓珍漢な事を書いているのかもしれない。
少なくとも詳しく書き連ねられる程の知識は無い。こりゃあもっと勉強
しなきゃな。


でも、それよりなにより、問題が有るのは、利用者さん自身が
別に要らないよ、と云っているようなサービスだったりするのよ実際は。
そのサービスに「入って頂かないと・・・云々」ってどうよ?
無理にでも時間を埋めないといけない理由でもあるのだろうなきっと。
一定時間サービスを提供していないと、給付が減らされる、とか。
あー俺って知識不足だわぁ・・・

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とまあ、愚痴っていても始まらん。どないかせんとならんのんえ。
取り敢えず明日は(おい、もう日が変わってるぞ)無理矢理に
お休みを貰ったのだからして、勉強会用の資料の手直し(項目の
追加をしろとな。面倒臭いぞまったくよう)なんざせんにゃあならん。


時間と、無理難題に追われる日々が続くとつくづくウンザリするが
(つい先日「身の程を知れ」と書いたばかりなのによう)、しかし何時の日か
「あぁ、あの日々もそうだ勉強の日々だったんだなあ懐かしいなぁ」と
思える日が来るのであらうか。そんな日々なんて夢見ちまおうかいのう。


頑張っても頑張っても、報われない事なんて幾らでもあるが、
少し位、何処かに希望を残しておかにゃあもうやってられんしな。


メルくんが、この愚痴文を書き綴る莫迦男の膝に乗って来た。
そろそろ寝るかい。だかーらネコパンチするのやめなさいよ君って
奴は!!!


寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。ではまた。