人生の最後らへん

移動中（今回は徒歩だ）に
一枚。テナントも減り、
寂しい某商業施設にて。

あんまり人もいない。
昔はあんなに賑わった
のにな。

100円ショップで何故か
「手紙の書き方」なる
本を買って事業所に戻る。

別段手紙を書くような用件も無いが、ぱらぱら捲っていたら結構
面白かったので、千切れてしまった携帯ストラップと共に購入だ。
名も知らぬ作家のミステリーなどもある。案外面白そうかも。

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本日、うちの事業所のとある利用者さんが亡くなる。
うちの事業所の他に、もう一社関わっており、そちらのヘルパーさんが
亡骸と遭遇したそうな。ご愁傷様。警察からそう連絡があった。

つい最近まで僕も直接サービスに関わっていた。1年程前からだったかな。
釜ヶ埼に住み、ホームレスも経験し、頑固で短気で、おかしな人だった。
1年前医者から、このままだと余命1年位だろうと云われており、本人も
それを聞いていたにも関わらず、頑なに治療を拒んでいたっけか。
医者の予測通り、丸1年後に去って行った。

こんちくしょうと思った事も一度や二度じゃない。この元ホームレスオヤジ。
それが、唐突に死んだ。釜ヶ埼の片隅で、今日も人がひとり死んだのだ。
傍から見れば、どうせそんな奴死のうがどうしようが、ってな所なんだろうな。
せいぜい生活保護受給者が一人消えて、税金の無駄遣いが無くなって
せいせいするぜ・・・ってなとこか？

また僕は、人生の最後らへんを横目で見てしまうのか。何人目だろうか。
まあ、死体に面した訳では無いからして、はあそうですかで済ませてしまったが。
この元ホームレスオヤジ・・・でも、もうちょっと頑張って僕は介護に当たれ
なかったか？もうちょっと、ほんの少しでも人生を浮き上がらせる為の
手助けは出来なかったか？　気持はどうせ通わないから仕事も適当でいいと
何処かで思った事は本当に無かったか？　どうよ、俺。

死んでしまったら、衝撃を受けるであろう利用者さんと、
はあそうですかで済ませてしまいそうな利用者さんと。

俺は本当に本気なのか、本気で仕事をしているのかと、ちいと悩む。
人生の最後らへんを右往左往している方々の相手をしているのだぞ、俺は。
解ってんのか、本当に？　在宅介護だって、そういう事をこれからは
考えていかなくてはならないのだぞ？　ターミナルケアは最早施設だけの
問題じゃあないのだ。在宅をあくまで希望する人々も増えているのだから。

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明日明後日はお休みが頂けました。連休でありんす。
心身共に鈍らない様、3連休と云う贅沢品は取らない事に致しました。
月曜日はサービスと、一部事務処理で出ようかと思っとりますーる。

寝るか。疲れがまるで取れないからして、明日が休みだからって
夜更かしすんなよな。

明日もいい日にしてみせますよ。おやすみなさいませ。