何時か
昼下がり。阿倍野神社にて。
仕事の移動中に立ち
寄った。
七五三詣の親子連れが
数組来ていた。そんな
時期なのか。
周辺はとても静かな
住宅街で、雰囲気が何とも良い。
西成の猥雑さに慣れっこになっている僕としては、この阿倍野界隈の
穏やかさ、静けさは結構新鮮だったりする。10円玉を賽銭箱に放り込み、
10円しか入れていないにも関わらず、お願い事なんざしてしまう。
ガランガランと鳴り響く鈴の音が心地良い。
「毎日毎日、やおら忙しくなってしまいましたこんな僕ではありますが、
どうにかこうにか乗り切れますように。いやまああれですよ、10円しか
入れておりませんからして、お気が向きましたらで良いのですよ。ええまあ、
あはははは・・・・」 はぁ・・・・・
ひとつのサービスに出るだけのつもりだったが、結局終日出勤に
なっちゃった。臨時のサービスも受けてしまったし。まあいいんだけどさ。
それに今日出社した甲斐あってか、どうにかこうにか連休以降の仕事の
算段がつきそうだ。来週からはもう少しだけ楽になるかもしれない。
つーか、そうならないと大変だわ、こりゃあよう。
貧乏暇無し。でも、案外悪くないかもしれん。遣り甲斐は有るから。
何時までこんな気持ちが持つかは、我が事ながらとんと解りかねるが。
本日算段を整えたお陰で、どうにか明日は休めそうだ。
何時か、きっと様々な想いが溢れて来るのだと思う。僕はそれに備えて
いるのかもしれぬ。
明日は休めるのかな。じゃあ寝るか。明日もいい日にしてみせますよ。
おやすみなさいませ。