書けないから、書きたい。

きょうの夕日

何とまあ爽やかな
1日だった事か。


日中は暑かったけど、
あまり汗をかかなかった。
漸く秋らしくなったねぇ。
朝夕なんて実に過ごし易い。




と、お天気の話から始める日は、そうだ、例によって書けないのだ。
特記すべき事が実は無くはなかったのだが、敢えて書くべきでは
無いと判断したので書かない。すると、今夜もまた書けなくなって
しまつだのであるなあ。

_______________


僕はこの日記に毎晩どうでもいいような事をあれこれ書き込んでいる。
3年以上続けて来たが、本当に書きたい事は、一体どれだけ書けたのだろう?


例えば本当に悩んでいる事は書いてはいない。
例えば本当に望んでいる事も書いてはいない。


愛している、となら書けると思う。でも、憎んでいる、とは書かないだろう。


明日もいい日にしてみせますよ、となら毎晩書いている。でも、
明日もロクな日にはならぬのだ、となど毎晩書く気にはなれぬ。


ネガだ。実在するこの男、僕はネガだ。だがせめて此処でだけは
前向きでいたいと思うのだ。でなければ僕はおかしくなる。
何処か、無理矢理でもいいから前を向ける場所を確保して
いなければ。此処はそういう場所だったのかもしれぬ。
実生活の辛さやらみじめさやらを、そのまま書くのは
まっぴら御免だ。


漠然と、しかし常に付き纏う辛さや苦しさや空しさを、
破砕する場所なのだ。そんなもんが如何に些事であるかと。


否、破砕では無いか。反目せず、共生・共鳴かも・・・
如何なる感情も否定せず、受容か。そうだ、受容する
場所なのだ。書く事を攻撃に利用してはならない。
書く事で、受容する。共生する。共鳴する。
人の、僕自身の様々な来し方行く末あまたについて。


書けない書けないと書きつつ、しかし何事か馬鹿げた事を書き終えると、
不思議にスッとする。書く事が好きだからなのかもしれない。
文才とはおよそ無縁なのは百も承知ではあったとしても、
好きな事は、好きなのだからして。


ネガだ。本質的にネガな男だ。しかし無理矢理でもいいから前を向こうと
決めたのだ。グチャグチャになっても、どうなろうとも簡単に終わらせては
ならないのが人生なのだ・・・

__________________


何書いてんだ、俺は? ちいと疲れたか? まだまだこれから
もっと疲れるぞぉ。アタマ大丈夫か? あ、そーか酔ってるんだな。
いかんぞよ、はよ寝ろ。酔ってるとロクな考え浮かばんぞ。


寝る。明日もいい日にしてみせますよ。
大丈夫、ちいと疲れただけだからして。
疲れたふりしてるだけだからして。
ではまた・・・