視覚障害者ガイヘル研修・その3

きょうのランチ

視覚障害ガイドヘルパー
研修、その3回目。
早くも最終日。


最終日はいよいよ
屋外でのガイドヘルプ
演習を行う。


雨が降るかと思われたが、
天候はやや回復。
カッパは無用となり良かった良かった。


演習会場は大阪市を離れた某市の大型ショッピングモール。
随分遠い会場ではあるが仕方が無い。しかし兎に角でかい
ショッピングモールだ。人もいっぱい。


先ずは地下から地上に上がる、あまり人気の無い階段とエスカレーターを
利用した昇降介助から。参加者適当にコンビを組み、片方がアイマスクにて
視界を覆い白杖を手にし、視覚障害者に扮する。被介護者はガイドの
肘を軽く握り、ガイドの声掛けに従い移動する。こんな感じ。
はまぞう」の、おえかき機能を初めて使ってみたりする。



すんません36歳の書く絵にゃあとても見えません。
幼稚園児だってもっとマトモなもん書くだろが・・・
失敗したわいなぁ。でも面白い機能なので思わず
使っちまったのですぜ。


絵は破壊的に下手なんですわ。こんなもんで解る訳ねえっつーの!!!!!
でも少しだけ言い訳させてね。これ約1分半で書いたの。って、駄目か・・・

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さて、クソ絵はほっといて(?)ガイドヘルプ実習だ。結構難しい。
先ず僕は被介助者となるが、ガイドに対しちゃんと信頼感を持たねば正直怖い。
頼りはガイドの言葉のみ。周辺の風景も何にも解らないのだからして。
しかも階段やエスカレーターだ。タイミングを間違えば転倒してしまう。
皆さんおっかなびっくりで講師の方の指示を受けつつ進む。
ガイドに転じてもやはり戸惑い多しでして。それをひたすら繰り返し。


でも、何度も何度も繰り返す内に少しずつコツのようなものが掴めて来る。
ガイドと被介助者の間に暗黙の了解が生まれ出す。ガイドの肘を掴んで
いるのであるが、その肘の微妙な動きに合わせる事で動きはどんどん
スムーズになって来る。目が見えない分、他の感覚を総動員しようと
するから、微妙な動きへの反応が素早くなるのだ。階段昇降も
エレベーターに乗る最初と最後の一歩も、何時しか最小限の声掛けで
どうにかこうにか済むように。すげー!!


その後はショッピングモール内の移動介助なんざもしたりする。
休日の人ごみの中、周囲の迷惑にならぬ様、そしてガイドは
被介助者に周りにどんなお店があるか、とか、どんな雰囲気か、
とか、あらゆる表現力と語彙を駆使して説明しつつ、安全を
確保しながら進むのだ。これって難しいけど、面白い!!


昼休みを挟み、午後からは電車とバスの乗降の実習を。
バスは貸切が用意されていたのでそうでも無かったが、
電車に於いては実際のダイヤに合わせなくてはならないので
やや焦った。ホームと電車の間の段差を如何にしてスムーズに
越えるのか。階段昇降の応用編とも云える内容であった。
車内のシートヘの導き方も、結構コツが要るのですぜ、
細かく書き出したらキリが無いからもう書かないけどさ。


全身性の方と違い、視覚障害者の方々がガイドヘルパーの利用を
依頼される際には、やはり長らく関わっているヘルパーへの指名が
多いようだ。そうなる意味が良く解った。


「コンビ」なのだ。ガイドと被介助者は。生活する為のコンビを組むのだ。
阿吽の呼吸が求められるのだ。そこに至るには、時間が要る。一朝一夕では
成り立たない。視覚障害ガイドヘルパーの資格を得ても、すぐに
現場で使える人間とはなり得ないのかもしれない。じっくりと時間を掛け、
信頼関係を築く事から始めないといけないのかもしれない。正に長期戦。


研修は怒涛の勢いで一気に終わる。しかし中身はなかなかに濃かった。
参加して本当に良かった。新しい世界がちょいーとだけ開けた気がした。
修了証書を受け取り、解散と相成る。終わったぁ・・・


うちの事業所、たまたまなのだけれども、視覚障害者の
利用者さんっていないんだよねぇ。以前は少しだけいて、
担当していた事もあったのだけれども、ほんの僅かな期間だったし。
これからどうなるかな。でももしも視覚障害者のガイヘルを請け負う
事があったとしたら、僕は積極的に関わってみたいと思っている。

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さて、恒例の(?)「きょうのランチ」 TOPの写真について。


今回は、大型ショッピングモール内のパスタ専門店にて昼食を。
パスタ専門店なんて入ったの、一体全体何年振りなのかいのう。
和風ペペロンチーノを食しましたのでした。高菜が入っておるのです。
写真では解り難いけど、量はそこそこありました。味も結構なもの。
しかし値段も結構なもので税込み913円也。小麦粉価格高騰の折、
このお値段は致し方無しかいな? はて、どうなんじゃろか。


皿の向かって左に置かれているのは、鷹の爪の輪切りにしたもの。
振り掛けて辛さを調整してくれ、とのものらしい。どんどん掛けて
みたのであるが、掛け過ぎで辛くなり、汗かいた。アホや。
でもズルズルと音たててパスタを食う愚行だけはどうにかこうにか
避けておるぞよ。はい。


こういう値段のランチが何時も何時も摂れたら良いのでありますが、
何分普段は100円とか200円位の値段で昼を済ませておるものですから
して(何食ってんだよ)、今後当分はこんな贅沢はしないものと思われまする。


因みに、パスタの向こうにあるお皿は、同行の、うちの他の職員さんが
注文したドリアです。こちらも結構美味しかったそうな。多からず
少なからずの量もまた由でした。

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少ない休日は、しかし有意義に過ごせました。良い気分転換に
なりました。地元と西成との往復ばっかな数年間だったもんねぇ。


明日からはまた西成での何時もの日々ですな。頑張ろうぜ。辟易せずにさ。
明日もいい日にしてみせますよ。今日も、どうにかいい日だったから。


長々御免。おやすみなさいませ。