かつて刺激的だった当たり前の風景

2005年・労働センターにて

最近あまり写真が
撮れない。昨日は
屋台番の犬を撮ったが、
ああいうのがなかなか。


ネコは見掛けないし、
空ばかり撮ってもアレだし。
夕日の写真も良く載せるが、
なかなかタイミングが・・・


大きな写真をTOPに持って来られるようにしてから
早一年以上。無駄遣いばっかだったかもね。まあいいけど。

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この日記も2年7ヶ月続けて来ただけの事はあり、データ保存用の
外付けHDDには以前撮影した写真が結構残っている。削除した
ものもかなりあるので、以前TOP写真に使用したもの全てが
残っている訳では無いのだけれど、一方使用しなかったものも
多いから、それなりの数になっている。


今回載せてみたのは2005年5月、釜ヶ崎のあいりん労働センター内にて
撮影したもの。仕事にあぶれた日雇い人夫達が昼日中から寝そべっている。


この当時は僕も西成で仕事を始めて間もない頃で、土地勘を掴む為
空き時間を利用して(まだ仕事少なくヒマだったので結構空いてた)
「西成ディープ地帯潜入(?)ツアー」なんぞと称してブラついて
いたっけ。呑気なもんだった。


まあ、流石に場所柄簡単にカメラを向けられる状況では
無かったので、それ程多くの写真が撮れた訳では無かった
けれども、それでもこんな感じで色々撮ってみたりした。
兎に角何もかもが刺激的で、語弊はあるかもしれないのだが、
「面白かった」。勿論、しんどい事も色々あったけどね。

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今や釜ヶ崎の風景は、僕にとって面白くもなんともない
「当たり前」の風景になってしまった。長居し過ぎたの
かもしれなかった。知らなくとも良い現実も少しながら
知ってしまった。何処かで、感覚が麻痺してもいた。
でも、僕はこの街で素晴らしい勉強をさせて貰った。
それは間違い無い。


何処までこの西成で耐えられるのだろうか、だったのに、
何時までこの西成で仕事が出来るのだろうか、に今と
なってはなりつつあるのかもしれなさそう。かな?
どうなるんだろう、これから。当初の予定では来年の
春過ぎまでは居ようかと思っていたのだが。

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体調はまだ優れない。優れないから余計な事を無駄に考え過ぎて
いるだけなのかもしれない。心配性なだけなのかもしれない。


今やれる事を一生懸命に、だね。明日もいい日にしてみせますよ。
おやすみなさいませ。