続・冷やそうよ

通天閣を望む

スランプなのだろう。
俗に言う、それだろう。
ここが乗り越え所だろう。


自信が無くなりつつあった。
それはまずい。


自信無さげに利用者さんと
相対する事の危険性を
主任から指摘される。


特に精神障害者の利用者さんなどは敏感だから気をつけないと、と。
ほんとだ、と思った。明るく振る舞ってみても、何処かで感づかれる
事があるのだ。


「疲れていても、何時だってどんどん発想が出て、身体が動いて、
明るく頑張っていたじゃないの。難しい利用者さんだって、
どうにかなりますよ、とか言いつつ実際何とかして来たじゃないの」


自信をもっと持って大丈夫だと言われた。絶対大丈夫だと。

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アタマをからっぽにして、気を張らず、怒らず、まあいいか、と。
そういえばここの所腹を抱えて笑ったりした事なども無かったような。
以前のように音楽もそんなに聴かないし、刺戟にも麻痺してるような。
以前は仕事の空き時間が少しでも出来たら、新世界やら日本橋やら
あちこち無理にでも脚を延ばして散策してたよなあ・・・
好奇心に突き動かされて。面白かったよなあ・・・


受験勉強のせいなのか? 介護福祉士の試験なんて、そんなに
壁は高くないのに(という事になっているらしいのだが)、絶対一発で
合格しなきゃいけないのだ、と気を張り過ぎていたのかなあ?
空き時間が出来たら、とりあえずテキスト開いてるし。
空き時間が出来ても、もう何処にも脚を延ばさなくなったし。

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♪夏がやってくる 暑い暑い 夏が来る
身も心も細るという 夏がやってくる


冷やそうよ 冷やそうよ どんどんどんどん冷やそうよ
ほら 鳥肌がたってきた 鳥肌がたってきた・・・♪


高田渡 「冷やそうよ」より。


暑すぎて、アタマがイカれて、イライラして、スランプで。
やって来た夏はそろそろ去る準備を始めてくれている筈なのだが、
鳥肌のひとつも立ててみたいもんだぜまったくよう。暑いままだぜ。


冷やそうよ。で、こんなん見っけ。

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週何回か、車椅子を30分程押さねばならない状況にある。
今なら炎天下の作業となる。乗っている利用者さんの保護も
然る事ながら、押している僕自身もぶっ倒れぬよう気を使わねば
なるまいに。で、これを今日から使用してみました。
いいですねえこれ。久々のヒットだわ。


保冷剤を布地のベルトに仕込み、首に巻くのだ。
心臓から脳に巡る血液を冷却する事が出来、目眩の防止にも
きっと効果的かと。いや実際に効果あったと思う。気持ち
良かったもん。1時間しかもたないのが難点と言えば難点だが。
そのサービスは何だかんだで3時間は掛かるから。

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元気になりたい。いい日々にしたい。以前みたいに仕事が愉しく思えたい。
ぶつかっている壁は、「ぶつかっている壁」なのだと認識しているのだから
きっとまだ救いがあると思う。ぶつかっているのだと、壁なのだとすら
認識出来ぬまま苦しんでいる方々も、きっと多かろうに。こんな世の中。


腹減った。帰宅が20時半越えたらメシ食わないという考え方もおかしいよ。
ガチガチになってんだよ俺って奴ぁ・・・


壁に開けたい風穴ひとつ。明日もいい日にしてみせますよ。
さて寝ます。