米とコールマン

日本一周ある日の晩メシ

1997年11月30日。
林道日本一周の旅。


この日の朝、僕は沖縄の
旅から再度九州へと戻る。
沖縄には、都合ひと月
居た事となった。




どうでもいい話だが(いや何時だってどうでもいい話しかしてこなかったが)、
この日僕はコンビニで1kg入りの米を買っている。当時はなかなか1kgでは
売っていなかったような気がするのであるが、どうなんだろう。軽くて
助かるなあと思った。


僕の旅は基本的に、大概野宿自炊であったので、安くて保存の利く米は
必需であった。2〜3泊の旅ならば家から2合ほどの米をビニール袋にでも
入れて持って行けば良いのであるが、この林道日本一周の旅のような長期に
渡る旅ではそうもいかない。スーパーで売っている最小単位は2kgが多かった。
重くはなるが、致し方無い、リアバッグには、常に2kgの米袋が沈んでいた。
味にはおよそ拘らないので、安ければ何でも良かった。でも、北海道で
買った「きらら397」は安いけれども結構美味しかったような記憶がある。


キャンプ場での幕営ならば水道があるから良いが、林道脇や海岸など、
キャンプ場以外で野宿する際は水は貴重品。この旅ではポリボトル2個を
持ち、合計で2.5lを晩と翌朝の分として確保していたのであるが、それで
炊事から歯磨きまでを全て賄っていた。従って米を研ぐ水は最小限の量で。
研ぐのもただ一度だけ。無洗米は当時から売られていたが、高価で手が
出なかったように思う。現在ならもっと安く売られているようであるが。


写真は丁度米を炊いている所。ストーブ(コンロの事)は、コールマン製の
ガソリンストーブ「ピークワン・アンレデッド」。


精製された高価な、所謂「ホワイトガソリン」しか使えなかった
従来のタイプとは異なり、レギュラーガソリンも使用出来るという
貧乏旅人には有難いモデルだった。燃料はバイクのタンクから抜けば
良いから、非常に手軽であるのだねえ。


使ったなあ。使い倒したなあ。モンベルのムーンライト3型テントも
散々使った挙句に壊したが、これはそれとは比べ物にならないくらい
使ったなあ・・・・このストーブで何度米を炊き、ラーメンを煮、
しょうもない料理もどきをあれやこれやこしらえて来た事か。


これも使いすぎでやがて不調になり、現在はイナバ物置の奥底で
眠っておりますがな。流石にもう使えないだろうなあ・・・・


ちなみに、この写真の時の晩メシは米を炊き、ニッスイの鯖味付缶が
オカズ。シンプル伊豆ベストでして。
石垣島で手に入れた唐辛子で作ったお手製コーレーグースを少しだけ
振りかけてみた。ミニネスカフェの瓶が、そう。

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8DR氏との明日のツーリングは天候不良が見込まれた為中止。
しかし8DR氏、夏にキャンプツーリングに行きませんか?という
嬉しいご提案を。おお、いいですなあ!!!!


しかし最近は土曜日も忙しくなっちまって、休みが上手く取れるかどうか。
でも、どうにか取りたいものですよ。気分を変えなきゃね。もしも
キャンプツーリングが叶うのであれば、野宿装備を引っ張り出して
おかなければ。どれもこれも、もう使わなくなって久しいものばっかです。

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明日はそんなこんなでただのお休みになってもうたがね。
今週は体調不良もあったので、それじゃあゆっくり休ませて
頂きますがな。


今週も、飛ぶように過ぎましたね。
明日もいい日にしてみせますよ。
おやすみなさい。