介護技術講習会・その4

朝・天王寺の高架より

この3週間、ちいとばかり
胃を痛めつつ通い
(おい、大袈裟だぞ)、
4回に渡って行われた
介護技術講習会も、今日で
目出度くおしまい。


地下鉄の駅を地上へ出て、
JRの高架を渡り、この
線路の風景を眺めるのも
これで最後だ(その筈だ)。


空は曇り空。僕の心の中のよう。表現があまりに陳腐だが、これが実感だ。


午前中は、宿題のレポートを使った介護過程の展開方法についての
集団学習。受講生の皆さんそれぞれが、自身が関わっている利用者さんの
ケースをレポートにまとめてきたものを発表していく。これは結構面白かった。
僕が書いたケースは、高次脳機能障害を持ったある利用者さんのもので、
僕が仕事をしている西成界隈の事情も含めて話すと、結構な興味を持って
貰えた。やはり世界がちいと違うらしい。他所の地域の方々とお話すると、
それが良く解った。「凄まじいですねえ・・・」などと言われる。


しかし他の方々のレポートにしてみても、大変な状況にある方々を相手に
しており(重度の認知症やら精神障害やら)、聞いていて結構驚いた。
皆さん、やはり大変なんだなあ。でも、みんな頑張っているのだ、僕だけじゃ
ないのだ、と改めて知り、大いに励みになった。スキルの高い方もおり、
まだまだ僕など甘いのだなと、良い意味で思い知る事も出来た。

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昼休みの教室は、どことなくピリピリした空気が流れ出す。
皆さん講習内容の復習に余念が無い。緊張で「胃が痛みますねぇ・・・」と
苦笑している方もいる。全体的に引き締まって来る。


試験の開始は14時から。二つの教室に分かれて、各人順番を割り振られ、
一人ずつ行われる。試験課題については、開始10分前に伝えられるのだが、
他の人に解らないように、衝立で仕切られた待合場所に誘導され、試験官に
呼ばれるまで待機する。ここでどきどきはピークに達する。


何と、僕は試験開始から2番目で呼ばれた。はえーよ!!


先週ヤマらしきものを教えてくれた美人の先生の小さな発言とは少し違う
内容のものが課題であった。でも、これは応用がちゃんと効く。いけるか?


・課題


 左麻痺の状態にある利用者を、ベッドから車椅子に移乗させる(5分以内で)。


簡単そう?  


でもね、結構色々とポイントがあるんです、これでも。書くのメンドクサイから
書かないけど。僕は二点ほど小さなミスをしてしまいましたよまったく。
でもおそらくは大した減点対象にはならない筈。いやなるなよならないで
どうかお願い!


大丈夫なんじゃないかな、合格なんじゃないかな。ウームムムムム・・・
試験中は、思ったよりも緊張せず、割と冷静だったと思う。
13年前に光明池運転免許試験場に、大型二輪限定解除試験を受けに行き、
9回目にして合格した時のとてつもないどきどき感が再来するのでは?と
思ったりもしたが、それほどでも無かった。


まあ、落とす試験じゃないからそんなに神経削らなくともいいのだが、
それは試験が終わって、これを書いている今だから言える話。この3週間、
ほんっとどきどきしてました。終わったーーーー。


呼ばれたのがすぐだった為、14時20分頃には講習会場を去る。試験が
終わったら、すぐに会場を立ち去らねばならないのだ(試験をまだ
受けていない方との接触を完全に絶つ為)。ほっとしたので天王寺MIOの
楽器店や書店にでも寄ろうか、なんて気も更々無く、地下鉄に飛び
乗ってさっさと帰宅した15時半!そして16時にはお疲れ様のお酒を
一杯!! この時間だと、まだ会場で試験を受けている人もまだ
いるらしい。早く終わって良かったぁ・・・・・


合否通知は1週間〜10日後に郵送にて。実技の国家試験に準じて、その点数に
ついては教えてはくれないらしい。只、合否のみ。まだどきどきさせる気かよ。
でも、恐らくは大丈夫なのではなかろうか。ちなみに、駄目ならお金を払って
追試験を・・・・これは避けたい。

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とりあえず終わった。あっと言う間の3週間だった。アホはアホなりにどうにか
頑張れたように思う。しかしまだまだ先は長い。これからだぞ、これから。
でも、今日は、今日だけは気を抜いて、全部忘れてボーーーーッとします。
来週の日曜日はもっともっと気を抜いてだらけましょうか。気を抜き過ぎて
体調を崩さぬようにね。よくあるんだそれ。


さて、今週もまた少し忙しいぞ。気持ち入れ替えて、頑張って行きますか!
明日もいい日にしてみせますよ。おやすみなさいませ。


いやまだ18時半か。サザエさん観よう。では。