ミーコの呪い

アメショー

普段より早めに仕事が
終わり、18時過ぎには
帰宅出来た。


姉と甥っ子が来ていた。
今日は甥っ子の、高校の
入学式。桜も満開!


アッパラパーでどうしようも
ない不良叔父さんとは異なり、
結構なランクの高校に見事進学した真面目で(でもないか)
優しい子だ(これは確かだ)わざわざ制服姿を見せに来た。
嗚呼、時代は変わっているのだ、流れているのだ・・・


ギター弾こうぜ!と、またもけしかける。まかせなさい、
安くていいの、みつくろってあげるから!何ならヤフオク
ヴィンテージの掘り出しもんでも探してあげ・・・
あ、これは単に僕が欲しいからか・・・遺憾。

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電車で来た姉と甥っ子。父がクルマで送って行くと言い出した。
大通りの前までクルマで来て、姉と甥っ子を待っていたら、
父の足下に何処からともなくもの凄い勢いで、この写真のネコが
駆け寄って来たという。


「j-45、ミーコのエサが残ってるだろ、急いで持って来て!」と
電話が。ミーコとは、昨年死んだ我が家の愛猫の名。
かつては散々毛嫌いしていた父も、今ではすっかりネコ好きだ。
「この子を飼おう」などと言い出す始末。


写真は、エサをあげてすぐのもの。黒いズボンに白い靴は、
制服姿の我が甥っ子だったりする。


通りすがりの上品そうなオバサマ、「あら、アメショーだわ
アメリカンショートヘアーの略らしい)、ミックス(雑種?)
かもしれないけど。なついてるから、きっと飼いネコやったんよ。
捨てられたのかしら、可哀相にねえ・・・」


父「よし、うちで飼おう!j-45、箱かなんか持って来い」
姉「ええー、病気とかしてたらどうすんのよ!」
父「このままじゃ死ぬぞ。とりあえずうちに連れて帰れ」
僕「あーいいねえ!そーしようそーしよう!(適当だな)」


ダンボール箱を手に急ぎ戻り、アメショーを抱きかかえ
箱に入れて我が家へ・・・


嗚呼、しかしこの子は突如として暴れ出してしまい、
もの凄い勢いで逃げられてしまった。もうだめだ。

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「アタイが死んでまだ1年も経ってねえよ、新しいネコを
迎えるたぁ、何事よっ!!」ってさあ、ミーコの奴嫉妬して、
呪いなんざかけてさあ、あのアメショーをうちに寄こすの
妨害したんじゃねえかなあ?


お酒が入った僕のどうしようもない邪推で御座います。
ミーコ、成仏せいよ。


寝ます。明日もいい日にしてみせますよ。