なん十歳になっても

馴染みの場所なのかな?

朝は雨。昼から晴れ間が。
今日もまた暖かい。


僕を取り囲む環境、
早く巡ってばかりの季節、
すっかりガタガタな身体、
そして僕の残りの人生。
ふと、想う。




僕は、時におじいさんのように振り返り、しかしまた一方で、
若造のように無駄に夢も見る。


僕にとっての三十路は、あまりにも中途半端だ。その半端さは
大層疲れる。しかしその反面何故だか嬉しい。もう駄目だ、と、
まだまだだ、との大いなる綱引き合戦。そんな暮らし。日替わりで、
いや、時間単位で気分が変わる。落ち着きたいけど、落ち着きたくない。


何処かへ着くだろうと見え始めているのに、しかし何処にも
着きたくない。「着けますよ」と教えて貰っても、妙に怖い。
でも、やがては何処かに着けるように手筈を整えておかないと、
そうしておかないと、それもまた怖い。悩み、葛藤する。


でも待てよ、それって、世代とか関係無いかな?

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「二十歳にもなれば、きっと落ち着いているだろう、
 もう成人なのだから」


「三十歳になれば、きっと世間的地位を獲得しているだろう、
 もうすっかり大人のベテランなのだから」


「四十歳にもなれば、きっと人生の地図が見通せているだろう、
 もう中年と呼ばれる世代なのであろうから」


「五十歳にもなれば、きっと円熟と達観の境地に踏み込めるだろう、
 もう世の中の酸いも甘いも知り尽くしているのであろうから」

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いやいや、きっと、んな訳ねーぞ!でも、そう思ってた僕がいた。


どんな時代、どんな世代も、結局悩み、最後の最期まで、
足掻きまくるのだね、きっと。ガキっぽい大人も、大人っぽい
ガキも、外っ面からは、そうは見えなくとも、きっとそれぞれが
それぞれなりの、深刻さで悩んでいる。
怖がっている。そしてみんな、きっと葛藤している。


もうしんどいって感じつつも、でもこんなもんじゃないって、
足掻いている。次の自分を、欲している。

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はあーい、意味不明な戯れ言、御免なさいね。
文脈も何もあったもんじゃねえや、こりゃ。
でも、少し考えさせられる事がありましてね。
無いアタマであれこれと。


明日もいい日にしてみせますよ。しあわせになりたいな。無理かな。