差別心

挨拶してくれた

先日、梅の花の写真を
撮影した折に、その
近所にいたネコ。


カメラを向けるなり
にゃあと挨拶(?)
してくれた。


指を1本突き出すと、
やっぱり鼻を突き出し
クンクンとやる。これはネコの習性みたいなもの。和みます、ほんと。
最近、神経がピリピリしてばかりいて、怒りっぽくなっていたので。

____________________


僕は見てくれがさえないので、ナメてかかられる事が、ままある。
でも負けず嫌いなものだから、冗談じゃあないぞ、と結構気を張る。
いやいや、殴りあいの喧嘩なんかしませんよ、そんなの痛いし怖いから。
痛いし、怖い。それが喧嘩。想像出来ない少年少女もいるようですが。
想像出来ないおじさんおばさんもいるようですが。殴っても、殴られても、
痛いのだ。心の中までもの凄く痛いのだ。だから怖い。したくない。
でも、理詰めで言いくるめた事は、結構ある。相手の痛い所を突くのだ。
その人物が言われたら嫌だろうなあ、という所を咄嗟に見つけて、攻める。


でも、それを実際にやると、たとえ勝っても負けても、辛くなる。
喧嘩なんて、ほんとうにバカバカしい。絶対にくだらない。
喧嘩なんて、バカのする事だ。まして、こんないい歳をして・・・
僕は心底平和に過ごしたいんだ。


なのに、嗚呼それなのに、最近新規で現れた輩系の(ヤカラケイ?)の
利用者さんと喧嘩をして・・・岸和田生まれの荒くれ者だ。


「おんどりゃあこのくそぼけかす○×△*@¥□・・・」
「いい加減にしなさい!!あなたねえ!!!(以下略)」


「あなた、好き勝手やった挙句に身体壊して生保の世話になって、
それで身体が痛いだの周りは解ってくれないだの笑わせなさんなよ!」
・・・と喉元まで出掛かった台詞をググッと飲み込んで、しかし
そこまで行かずとも、この利用者さんにグッと突き刺さったかもしれぬ
言葉を、ついつい吐いてしまったかもしれずなので、結構後悔して
いたりする。僕は介護職として失格かもしれぬと、この利用者さんへの、
ここ数度の訪問で思ってしまったりして。ナメられたく無いが為に、気を
張り過ぎたが為に、仮に傷つけてしまったのであるならば、それは
絶対に良くない。現に、最終的に落ち込ませてしまったかもしれず。
主任は「いいのよ別にそれで、訳の解んない人なんだから」と、これまた
よく解らないフォローをしてくれはしたが、しかし・・・
この利用者さんだって、こんな人生になるとは思っていなかったで
あろうし、今の自分の情けなさを悔いてもいるのだろうし。



どんな立場の人相手でも下出には出ない。そして逆に見下さない。
そう思って来たのだけれど、平衡を保って来たのだけれど。
区別をしても、差別はしないと心掛けて来たのだけれど。
富裕層だろうが、最下層だろうが。どんな人相手でも、僕は僕だと、
人は人だと、何食わぬ顔して来たのであるが。


やはり差別心があった。悔しい。そんな自分が、悔しい。

_____________________


まあ、気に病んでもしゃあないか。病む前に、もう眠いか。
明日もいい日にしてみせますよ。まあ、しゃあない。
おやーすみ。でも、病みはせずとも、気には留め・・・