いつもの

逃げずに、納まってくれた。

浪速区の昼下がり。


この子は、逃げない。
きちんとポーズを取って
(違うか)、カメラに
納まってくれた。


大阪の最高気温は
16℃近くだった筈。
暖かい1日だった。


ネコ達は、あちらこちらで昼寝をしていた。このまま
春が来てしまうのか。ならば、何と慌しい事か。

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磯じまんを混ぜた納豆ご飯と味噌汁おしんこの、正しい日本の
朝食(?)をモサモサと摂取し、あー、だりぃ・・・と、いつもの
ようにボヤきながら家を出る。いつもの朝だ。こんな朝が、いつもの
調子になって、来月朔日をもって丸2年となる。今回の、この
「いつもの」は、今度は何時「いつもの」では無くなるのかね。


今現在、経験している「いつもの」は、学生時代の毎日の「いつもの」
よりも、世間の枠組みを少しばかり外れ、長い旅をしていた頃の毎日の
「いつもの」よりも、遥かに貴重な「いつもの」かもしれんね。
後々、もしも僕の人生が安定して揺るぎない状態に見舞われる事が
あったとしたら(いや、ないかもしれぬが、ないかなあ・・・)、
さぞかし退屈しながら、今、2007年を懐かしく振り返っているのかも
しれんね。

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自分の事を語ってくれるひとは、疲れるし、鬱陶しいけれど、
その在りように、どうしようもない切実を垣間見せてくれた
ならば、それはもの凄く綺麗だから、どうにか受け入れたい。
疲れるけどしんどいけど。


浪速区の特殊な地区の(?)利用者さんは、少しずつ僕に
自分の事を語りだしてくれている。


こころとこころは、どのようにして、繋げられるのかね。
解らん。コミュニケーション・ブレイクダウン!


いい歳をして情けないが、どうすれば奥底で人と、他者と
繋がる事が出来るのか、もうひとつよく解らない。
軽過ぎる付き合いはゴメンだが、重過ぎる付き合いも、
また耐えられない。どういう関係ならば?


寝る。明日もいい日にしてみせますよ。「いつもの」明日も。