レコードっていいね

押入れに入っていた
LPレコード。


井上陽水
「もどり道」
「氷の世界」
「招待状のないショー」
「なつ」


え?


井上陽水のLPは、父の知人から昔貰ったもの。とりあえず押さえて
おけばいいか、と思われる3枚だったものだから、満足してしまい、
陽水のCDは、未だに1枚も持っていなかったりする。この3枚以前の
「断絶」とか「傘がない」とか「人生が二度あれば」などはラジオ
その他で何度も聴いて知っていたし。


特に「氷の世界」はCDでは聴けない(今はもう聴けるのかな?)
「自己嫌悪」という曲が収録されており、これが聴けたのが
嬉しかった。

♪めくらの男は静かに見てる 
 自分の似顔絵描いてもらって
 似てるとひとことつぶやいている
 あなたの目と目よ 涙でにじめ・・・♪


最近、元気な姿をニュースで見せてくれた忌野清志郎との作品
「帰れない二人」は、よくコピーした大好きな曲だ。ニール・ヤング
「Needle and the Damage Done」のコード進行の影響を、もしかしたら
受けたのかなあ・・・等と、実に野暮な事を思いながら。いや知らないし、
考えてみればどうでもよい事なのだけど。

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さて、「なつ」。実はこれは僕の所有物だったりする。幼稚園の頃、
買って貰ったものなのだ。陽水のアルバムに「東京ワシントンクラブ」
とかいうのがあったらしいのだけれど、こちらは「東京こどもクラブ」の
レコード。誰も知らないかと思われるので、Wikipediaで・・・


東京こどもクラブ


あれ、あんまり詳しくないな。やはり知っている方は少ないのか。
ドーナツ版のレコード付き絵本。ビデオもDVDも無い時代、子供の
情操教育(?)は、かのようにアナログだった。でも、想像力は
養われるかもしれないね。「ちびくろさんぼ」や「おむすびころりん」を
憶えているぞ。


写真の「なつ」はドーナツでは無く、LP版。Wikipediaでは触れられて
いないのは何故だ。実は他に「はる」「あき」「ふゆ」と四季に
分かれて存在していたりする。12ヶ月分送られてくる以外に、季刊として
出版されていたものかもしれない。Wikipediaに、こんなんあるよと
僕が編集加えたら面白がられるかしらん?って、いやしませんよ絶対にw。


「東京こどもクラブ」のドーナツ版は、すべて捨てられてしまった。
現在入手は極めて困難であるらしい。写真の「なつ」を含むLP版4枚のみ、
僕が子供の頃(小学4年生頃だったかな?)必死に処分を拒否して、今日に
至っている。状態は決して良いとは言えないが、僕の中では、結構な
お宝になっていたりする。楠トシエの元気いっぱいの歌声は、今聴いても
きっと新鮮だ。ちなみに「なつ」の中身は、親戚の家にお泊りにやって来た
男の子の夏の思い出を描いたオリジナルストーリーや、懐かしい
「おやゆびひめ」のお話が、歌と共に収録されている。


ほう、今でも聴いているのかい?
いえいえ、聴かなくても、憶えているのだ。
それ程までに散々聴きこんだのだ。
割に純粋な子供だったのかもしれない。


何時から、僕はヘソ曲がりのひねくれものになってしまったんかいねえ・・・
ああいやだいやだ。いーやいや、でもね、神様とやらが「あの頃に戻して
やるよ」ともしも言ってくれたとしても、「要りません」と答えるだろうね。
僕はよく過去を懐かしむけれど、それはその頃が輝いていて、今がもう
駄目だからそうしているのでは、実は、無いのですぜ。ではどうしてだい?
と訪ねられても困るのだけど。後ろ向きな事、しょっちゅう書いて
ますしねえ・・・

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週始めから無駄に飛ばして書いておりますが、やはり今夜も
脈略が無くなって来たので、ここいらでおいとまを。
明日もいい日にしてみせますよ。おやーすみ。


今の為に振り返っております。明日の為に振り返っております。