なぜ、こんな時代に?

うろこ雲?鰯雲?

阿倍野の利用者さんのサービス内容の件で、
阿倍野事業所の主任と、少し対立する。
利用者不在の屁理屈を平気で捏ねる阿倍野
莫迦主任にブチギレ寸前となるが、グググッと堪える。
莫迦さ加減じゃ負けないこんな僕だが、流石にもう
ガキじゃない。堪える事も、また。


僕が担当する、唯一の「普通の人」である阿倍野の利用者さん
(他の方々は皆あいりん地区関連だったりするもんだから)。
今の事業所に所属する事になって、最初期の頃から係わっていた
方であり、元々すごい立場におられた立派な方で、介護は
大変だったけど、人格者で、仕事のし甲斐もあったけど・・・
日曜日のサービスからは完全に外される事となってしまった。
こんな駄目な男に、それでもあれこれ信頼を寄せてくれていたのに、
本当に残念だ。


いやいや、いいじゃないか、日曜日が毎回完全に休めるように
なるのだぜ、俺はそういうのを望んでいたんじゃないのか?
そうだ、そう思おう。休みが増える。いいじゃないか、それで。
そう思おう。   この話、ここで切る。

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阿倍野図書館に久々に寄れた。

泉谷しげるの「ひとりフォークゲリラ お前ら募金しろ!」なる
本を見つけた。1993年7月12日、北海道南西沖地震で被災した
奥尻島住民達の救済の為に行動を起こした泉谷しげるが、当時の
活動のあれやこれやについて書いた本。ちなみに「はまぞう」には
ありませんでした。よって文のみで。


ああ、あったなこんな事、あの頃僕は21歳のぐうたら大学生。
泉谷しげるのド派手な活躍ぶりには「すげえなこのオッサン」と
大層感心していたっけか。


「そんなもん売名行為じゃないか」という声には、こう斬って捨てる。

売名ー? あーそーだよ、オレはよ、売名行為でやってんだ。
なぜならよ、有名じゃなきゃ金は集まらんだろォー


「売名行為だ一日一偽善」が合言葉だったそうだ。いいな、それ。
パラパラページを捲っているうち、あまりの文章の面白さについつい借りた。
初期はトランジスタメガホンのみで街頭でオラオラとがなりたてていたのだが、
あっと言う間に話題が広がり人が集まり、マスコミもやって来て・・・
この本読んでると、泉谷しげるってオッサン、相当アタマのいい人だって
解ります。計算高い、すべて解って行動してる。でも、それが汚らしさに
一切繋がらない。かっこいい、素直にかっこいい。


この本にはそこまで書かれてはいないが、最終的には、吉田拓郎
小田和正らも巻き込んでの武道館ライヴにまで話が広がったっけか。
1994年の夏だったっけか。当時ラジオで実況(いや、録音だったか?
忘れた)放送されていたのを思い出した。旅先で、聴いたっけ。
そんな僕だってすこーしだけど、募金しましたのよおん。郵便局か
なんかだったけど・・・


ああ、その翌年は阪神大震災があったねえ。そっちには、あれやこれや
関わる事になったなあ・・・僕の価値観人生観、あれで変わったんだっけか。
徹底的に破壊された街見て。壊された人々見て。

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♪命をかけて答えを出すのは 戦う相手が強いから
 めざめるのが おそいのか はやいのか

 
 なぜ こんな時代に がんばれないのか
 なぜ こんな時代に がんばらないのか・・・♪


「なぜ、こんな時代に」 泉谷しげる


すんません、俺もがんばりたいと思います、いやいや、がんばります。
明日もいい日にしてみせますよ。明日は数年ぶりに、放浪者nimuさんに逢う。

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あ、探偵ナイトスクープのゲストに槙原敬之が出てる・・・
眠い・・・あ、未知やすえ姐さん・・・