読書の厭き
母が脚の手術を受ける為、10月から入院する。
約3週間。その間、僕は父の為に食事を
用意せねばならない。父は料理が出来ない。
いい加減なインスタントものと出来合いお惣菜の
列挙に終始せぬよう、せいぜい心掛けたい。
しかし料理なんて、すっかりしなくなってた
からねえ・・・どうなる事やら。
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普段の天王寺の行きつけの書店とは違い、珍しく
南海天下茶屋駅のショップ南海にある書店へ。
古本コーナーが小さいながらもあったので、覘く。
1冊150円。ぱぱっと選んで3冊買う。
- 作者: 山本周五郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1981/08/27
- メディア: 文庫
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- 作者: 宮脇俊三
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1983/04
- メディア: 文庫
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- 作者: 寺山修司
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/01/01
- メディア: 文庫
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山本周五郎といえば、「ながい坂」や「さぶ」なんてタイトルを
思い出す。(まともに読んでいないのだけどね)「樅ノ木は残った」は
父が大昔に買っていたのが、今でもうちにある。いずれも時代小説、
人情物のイメージがあるが、この「寝ぼけ署長」は著者唯一の
探偵小説であるらしい(裏表紙の解説より)。1981年に文庫化された
ものなのだが、よくもまあ「はまぞう」に画像が残ってたもんだ。
宮脇俊三のこの作品は、実は10数年前に文庫で買って読んでいた。
旧国鉄の最長片道切符を使った国鉄全線乗り潰しの旅の記録。
僕は所謂「鉄ちゃん」とは縁遠いが、しかあしこういう旅情
溢れる鉄道旅には大いに憧れる。以前、再読したくて書棚を
探したのであるが、無くなっていた。数年前の引越しのどたばたの
中で、どうやら間違って処分していたらしいのだ。丁度よいので買った。
さて、最後は寺山修司。上の写真では発売日は2005年1月とあるが、
今回手に入れたのは、丁度10年前に出版された第43版。装丁は
上の写真みたいな洒落たものではなく、なんか野暮ったいイラスト。
中身はさほど変わらない筈なので、装丁などどうでもいいが。
寺山修司のセンスで選んだ名言集。サルトル、マルクス、チェーホフから、
ギンズバーグ、チェ・ゲバラ、太宰に啄木・・・更にはヨハネ黙示録まで。
あららあ、こりゃあええわあ。ぱらぱら捲るだけでも面白い。
死んだ女より もっとかわいそうなのは 忘れられた女です
マリー・ローランサン 「鎮静剤」より
高田渡が採り上げた詩ですね。
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いずれも故人。音楽だけじゃなくて、読む本まで古い・・・
寝る。いきなり限界。明日もいい日にしてみせますよ。おやすみ。