臆病者として

地を這う黒猫

猫の様子は相変わらず。力が無い。しかし
昨日買った流動食は吐かずに少しずつ摂取
出来ている。よく眠っている。死んだように
眠っている。そのまま・・・?いや・・・?


日中動き回っている際は、まだまだ軽く汗ばむ位なのだが、
日が落ちると、途端に冷気すら認められそうな風の気配。
暗くなった釜ヶ埼の三角公園では、街頭テレビを観ている
おっさん達が幾人も。この近辺の路上で眠るのであろうか。
いずれまた冬が。季節は、これより下る。


腰が微妙に痛い。ぎっくり腰まであと数歩、な予感。わからん。
職業病??ぎっくり腰は年齢関係無いらしい。来そうでこわい。
対策を。作業時の腰痛防止ベルトは必須アイテムだ。困った。


久々にお会いしたある方に「j-45さん、頬がこけたわねえ」と言われる。
「夏のお疲れが出ていそうよ、ほんとうに気をつけて下さいね」とも。
大した仕事はしていない筈なのだが、無自覚の内に疲弊していたのかも。
叶わぬ話だが、半月程、山奥の湯治場あたりで暮らしたい。日がな1日
じっくりと本でも読んで、ポロンピーとウクレレでも弾いて・・・
って楽器はダメか。


y-yさんに教えて戴いた「あの歌がきこえる」。録画しておいた
ものを観る。父親との思い出を、吉田拓郎の「人生を語らず」という
曲に重ね合わせた男性のお話だ。これは良かった。何ともしみじみ
してしまった。


今、沢木耕太郎の「無名」を読んでいる。著者が、自身の父親の臨終に
接した様を描いた作品だ。そんなものを読んでいる事もあるせいか、
この番組の内容と妙にシンクロして。ネコも、父も、母も、姉も、何時か
この僕も、すっかりと消えるのだね。そいつは避け得ぬ。

♪あの人のための 自分などと言わず
 あの人のために 去り行く事だ
 空を飛ぶことよりは 地を這うために
 口を閉ざすんだ 臆病者として・・・♪


 吉田拓郎「人生を語らず」 より


地を這うようにして、僕も生きております。臆病者でもいい、
それの何処が悪い。強がったりかっこつけたりする方が、
遥かに無様だ。と無駄に開き直る。


明日もいい日にしてみせますよ。