釣られた

朝っぱらから、ある利用者さん（障害者）と怒鳴りあう。

「オンドラア！！俺の言うとおりにすりゃ
ええんじゃこのクソが！！二度と来さらすなあ！！！」

「あのねええ！！！！いい加減にしなよ！！！
あんたひとりじゃどないもこないもなんねえじゃ
ねえかよ！！！僕はあんたの生活を支える為に
来てるけど、あんたにつまんねえ事で怒鳴られる
いわれはこれっっっっっぽっちもねえんだよ！！！
これはあくまで大阪市の行政のサービスの一環と
してだねえ・・・大体あんたはっ(以下略）」

大いに疲れた。いいのかこんなんで。いやいや、実は
しょっちゅうなのだ。この人はいつもこんな感じなのだ。
ガラ悪すぎ。渡り合うのかなり気を張る。おかしすぎる。
これが西成で働く訪問介護員の実態だ（ってうそうそうそ、
こいつはかなーり特殊なケースです、普段の僕は、そりゃあ
やさーしいヘルパーさんです、一応、うん一応）。

「ああすまんな、悪ィ悪ィ。メシの用意頼むわ」

「さっさと食ってよ、こっちも忙しいんだから」

まったく後腐れが無いのが、せめてもの救いだ。
あんたじゃないと困る、とたまに言ってくれると、
気を張る甲斐も、僅かながらあるのかも。でもしんどい。

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さて、唐突だが、昼に吉野家へ行った。うちの事業所の近所には
吉野家は無いと思っていたのだけれど、自転車でしばらく
走った所にある国道沿いに、一軒あるのを思い出した。普段は
滅多に通らない所なので、すっかり忘れていたのだ。

一日だけ復活した牛丼を食って来ました。我ながらアホらしかった。
でもでもついつい釣られてしまいましたですよ。

そこのお店はあまり混んでおらず、割にすぐに席に座れた。
ちょっとでも並ぶようならすぐに帰ろうと思っていたから
意外だった。並牛丼380円也を然程の感慨もヘタクレも無く
淡々と食す。まあ、美味しい、かな？でも松屋の豚めしの
方が・・・そうさおいらは味音痴・・・

帰宅後ニュースで観た、昨夜11時から並んでいたという
青年の執念だかミーハー精神だかよく解らないせっぱ
詰まった意見にあきれた。でもそんな僕も、しかし
やはり見事に釣られた。食っちまったなあ、牛丼。

釣られたなあ・・・嗚呼吉野家。記念の手ぬぐい貰いました。

写真はお持ち帰りに並ぶひとびと。彼等も見事に釣られておりました。
お持ち帰りのほうが、随分混んでましたねえ。お一人様4個まで。

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帰宅後、猫のミーコに、砕いたアリナミンを無理矢理舐めさせる。
ここ数日がヤマなような気がする。どうなるのだろうか。解らん。
マタタビの粉に混ぜて舐めさせるのも考えている。どうしたものか？

明日もいい日にしてみせますよ。おやすみなさいませ。疲れた。