左のオクロック!! 

懐かしさが溢れたのです

マンガを読まなくなって、もう
どれ位になるのだろうか。


実は小学生高学年から、中学生の頃までは、
僕は少年サンデーと少年ジャンプの読者だった。
タッチとか、グーグーガンモとか、なんか妖かい、とか。
北斗の拳とか、ウイングマンとか、ハイスクール!奇面組とか。


その頃はアニメだって大好きだった。うん、僕にギターを
持たせりゃあ、当時の曲をいろいろ歌ってみせますぜ。


しかし今ではサザエさんくらいしか観ない(って観てるのか!!)。
いや、サザエさん、観てるとホッとするんだわ。


マンガもアニメも子供のもの、なんて思わない。
探せば素晴らしい作品は、それこそ山のように
あるようだ。いい歳ぶっこいたから読まなくなり、
観なくなった訳では無い。甥っ子が復刻版(?)で
読んでいた手塚治虫ブラック・ジャックなんて、
ありゃあとてつもない傑作だ。いやいや、最近の作家の
作品だって、僕が知らないだけで、きっと素晴らしいものが
沢山世に出ているのであろう。

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帰宅後、探し物があり、押入れをゴソガサやっていたら、出てきた。



古いから、画像無しか・・・じゃあ上の写真で。
発売日は1996年とあるが、僕が手に入れたのは
1992年頃、とある古本屋さんにて。


新谷かおると言えば、「エリア88」とか「ファントム無頼」とかが
はまぞう」には溢れておりました。あんまり知らねえ・・・


ストーリーは、高校2年生、17歳の繊細なココロを持つ少年が、
単調な学生生活から突如ドロップアウトして、オートバイに乗り、
日本一周の旅に出る・・・というもの。様々なアクシデントに
見舞われ、様々な人との出会いと別れを繰り返し、ライダーとして、
人として少しずつ成長して行く、のです。


主人公の愛車は、YAMAHAのセロー。トレールバイクの名車です。
僕は当時、たまたまそのセローを、バイトにバイトを重ねて
漸く手に入れたばかりだったのです!!


だから、たまたま古本屋でこのマンガを見つけた時、
「おお、こいつもセロー乗りなんだすげえや!!」と、
とてつもなく嬉しくなって、全2巻(しかない)まとめて
買っちゃったのでした。


このマンガの主人公は、日本一周しようとしていたのでした。
そして実は、三流大学に在籍していた当時20歳の僕も、
買ったばかりのセローで、日本一周しようと画策して
いたのでした。そしてこのマンガに出会った感動の
勢いも借りて、翌年にほんとにやっちまったのでした。


そんなもんでした、勢いだけでした。
でも、最高に愉しかったのでした。
しかし、その数年後、もう一度日本を、もっと
しっかりと一周しちまう事になるとは、その時は
思ってもみませんでした。ドツボにはまっちまいました。
そしてそいつをきっかけに、ズズズと滑落しちまう青春でした。


ああ、懐かし。またセローに乗りたいな。


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なんつう流れだよ。どうした34歳・・・


ここでぶった切る。もう寝る。


明日もいい日にしてみせますよ。おやすみなさいませ。