血を吐くやうないちごミルク
「夏」 中原中也 「山羊の歌」より。
血を吐くやうな 倦うさ、たゆけさ
今日の日も畑に陽は照り、麦に陽は照り
睡るがやうな悲しさに、み空をとほく
血を吐くやうな倦うさ、たゆけさ
空は燃え、畑はつづき
雲浮かび、眩しく光り
今日の日は炎ゆる、地は睡る
血を吐くやうなせつなさに。
嵐のやうな心の歴史は
終焉ってしまつたもののやうに
そこから繰れる一つの緒もないもののやうに
燃ゆる日の彼方に睡る。
私は残る、亡骸として・・・
血を吐くやうなせつなさかなしさ。
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ぎらぎらした、カラカラした、暑い夏。
この詩ほんっとに大好きなのだ。読むと、
暑さが僕ににじり寄る。
14行詩、ソネットの形式をとっている(のか?よう解らん)
ようだが、こういう詩は曲を付けやすい。友川かずきに習い、
僕も以前、この詩に曲を付け、歌ってみた事があった。
たった3コードでね。ああ、恥ずかしい。でも気持ち良かった。
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お昼に、久々に天王寺MIOの楽器屋さんに寄る。
ヤイリのギターがやけに沢山展示されていた。
欲しいなあ・・・K・ヤイリ。いいなあ。
マーティンのHD-28が特価18万円位で出ていた。
嗚呼嗚呼、僕がちょおいとお金持ちならば・・・
欲しい・・・
だからギブソンを買えた事だけで充分満足しなさいったら。
いい加減あきらめなさいったら。
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夜、帰宅後。昨年ヤマダ電機で購入した電動かき氷製造機を
利用して、いちごミルクをつくる。いちごシロップと
森永練乳をかけてみた。美味しかった。アタマが、キーンと冴えた。
おい、晩飯は・・・?
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とりあえず、おやすみなさい。
明日もいい日にしてみせますよ。
今宵もなつやよい。