母の日

暮らしが、ある。

今日もお仕事嬉しいな。いや、ほんとに。
皮肉じゃなくて。


アタマの中で渦巻く想いをこれでもかと
断ち切らなくてはならないのだ。今日、今、
この瞬間、あれやこれやグダグダ考えていても、
事は一向に進まない。結論はどうせ近いうちに、
きっと割りにあっさりと出されるのであろうから
焦ってみても仕様が無い。


だから、今日はただただ仕事に集中していれば良いのだ。
今やらなければならない事に、ただただ没頭していれば良いのだ。


休んでいて何もしていなければ、たちまち思考の洪水とやらに
呑み込まれて散々な憂き目に遭うであろう事は必至であるかと。
さもなくばおそらく午前中から呑んだくれて夕方にはすっかり
宿酔い(?)状態に堕しているのが関の山かと。


悪かったな。例え幾つになろうが、恋した男はバカなのよ。

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さて、午後からは、阿倍野の利用者さんを久々に外出させる
サービスに取り組んだ。


以前は二人で、よくあちらこちらと出掛けたものであったが、
利用者さんは今やほぼ寝たきり状態ですっかり足腰が弱られてしまい、
車椅子での座位を長時間保つのがやや難しくなりつつある。


この方は、この「風景と情景」に何回も登場させている方なので、
過去に書いたものを見直せばきっとあちこち行った記録が残って
いる筈だ(って自分でいちいち見直す気、さらさら無いのだが)。
旺盛だった食欲もやや衰え、身体も随分細くなってしまった。
ケアマネHさんや、担当している他のヘルパーさん達とも
協力して、どうにかこうにか少しでも元気を取り戻して
貰いたいものであるなと、心底思う。

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今、書いていて唐突にハタと気付き、思う。


赤の他人の為に公私共々あれやこれや気を使って頑張って
いる訳だが、そんな僕は実の母の為に何かしてあげた事って
あったかいな?はて?今日は母の日だったらしいじゃないのさ。


ずっと昔にこう言ってしまった事。


「アンタは僕のすべてをこれでもかと切り刻んでる!!」と。
ごめんなさい。若いって事は、いい事ばかりでもなかったね。
これからは平和のみを目指しますので、見ててね。気長に。


随分やな事思い出した。寝る。
明日もいい日にしてみせますよ。
おやすみ。