地元かドヤ街か

何故か「廃墟」と。アートだそうな。

最近のご時世、訪問介護の事業所はあちらこちらで
開業している。わが町にも。つい最近、ショッピング
センターの近くに開業しているのを見つけた。


特別養護老人ホームは大きいのがひとつあるのだが、
小規模な訪問介護の事業所が出来たのは初めてである。


わが町は、所謂ニュータウンの様相を呈した団地や
マンションばかりの大きな町で、一戸建ての家は無い。
海のそばで、人工的ながら緑も多く、静かでそれなりに
良い環境である(交通の便他、何かと不便も多い土地
ではあるが・・・)。各地にあるニュータウンのご多分に
漏れず(?)、住民の高齢化は確実に進んでおり、
今後、訪問介護員の需要は高く見込まれるものと
思われる。


その事業所は、僕の家から歩いて10分程。自転車
ならば5分もあれば通える距離にある。わざわざ
電車に乗る必要が無いから、早朝や、深夜の仕事も
割りに躊躇無く受けられそうな気がする(いや、
うちの事業所同様、深夜はどうもやっていなさそうな
感じではあったが)。


はて。


どうしようかとふと考える。地元で働けるのだ。
西成の何でもありのドヤ街ともオサラバになるのだ。
精神障害者へのサービスは行われていなさそうだから、
普通の(認知症なんかは多々あるだろうが)
お年寄りが住む、普通のお宅で仕事が出来る筈なのだ。


どうしようかな・・・考えましたよちょいとばかり。


しかし、結局やはり当面は西成か。如何に介護福祉士
資格を取るまでの時間稼ぎとは云え、今の事業所を
ポンッと辞めるなんて無責任な事は出来ないし。
ヘルパーさん達はみんな気の合ういい人達ばかりだし。
それに、ひたすら猥雑だが何かと刺激の多いあの街を
徘徊するのは、案外楽しいし。ウ〜ムムム・・・


もうちょっと早く開業してくれてたら迷わず行ったの
だけれども、でも、平和な地元で働いていたら、僕は
この1年間で出くわしてきたような、大層珍しい体験は
出来なかった訳だし、まあ、いいか。


吉と出るか凶と出るか、分からないけど、取り合えず
今のままでもう暫く。一時ちょいと減った仕事も、最近
またどんどん増えてるしね。かといって大して
儲からないが・・・orz


明日も頑張ろう。
明日もいい日にしてみせますよ。おやすみなさい。