僕は叔父さん

甥っ子にはもう1年近く会っていない。


もう中学生。テニス部に所属しているらしい。


姉はとても早くに結婚したので、僕は二十歳で
叔父さんになってしまった。


「叔父さん」って言葉の響きは、しかし悪くなく、
僕はなんだか嬉しかった。


昨夜書いた、押入れの中にある筈の井上陽水
LP「氷の世界」を探していたら、甥っ子の写真が
出て来た。もう何年前の写真だろかいな?


林道日本一周の旅を成功させた後に唐突に
訪れた極度な煩悶期、甥っ子を連れて
紀伊半島の奥地へとキャンプツーリングに
出掛けた事は、何とも言えぬ思い出だ。


小学生だった彼に、ギターを無理矢理教えたり、
バイク乗りになるようにと、これまた無理矢理
洗脳しようと画策したアホな過去もあったが、
幸いな事に(なのか?)、未だどちらにも興味を持たずに
スクスクと成長してくれているらしい。


赤ちゃんの頃から面倒見ていたから、僕も
もし子供が出来たら、子育ては大丈夫だなと
思っていたが、今のところ、およそ関係無さそう
じゃのう・・・(・∀・)・・・orz


でもね、つくづく解るよ。
親が自分の子供に無難な人生を望む気持ち。


僕みたいな訳の解らん奴を産み落としてしまった
両親の気持ちを改めて察するに・・・


さて、次のお正月には久々に甥っ子がやって来る
筈だから、こんな駄目叔父さんでも、今年もお年玉を
用意しますかねえ。


休みだ休みださあ寝るぞ。おやすみ。
おお、猫、来たか。
今夜もユタンポとして宜しくな。
んじゃ。
明日もいい日にしてみせますよ。