羊の歌

幾時代かがありまして

ふと、淋しいなと思った時、みんな
どうしているのであろうか?


その淋しさが、やがてどうしようもなく
自分を圧迫してきた時、みんなどうしている
のであろうか?


みんな、上手い具合にやり過ごしているのであろうか?


僕は、簡単にやり過ごせなくてとても困っている。
しかし、どうしようもなくそれと向き合ってしまう。
そんなの、20代前半までにどうにかしたかったのであるが、
恥ずかしくもここまで引き摺って来てしまった。


いかんねえ・・・苦しいんですよ、これ・・・

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でもね、どっかで大事なんじゃあないかと
思ったりしてる訳なのですよ。


問題山積なのが見え隠れしているにも拘らず、
適当にうっちゃってるような気がするひとが
最近、いや違う、随分前から目立つのですよ。


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やり過ごさずに、逃げずに、正面から
「自分は淋しいんだ!」と表現している
ひとが居なくなったような気がする。


安易な、実に安易な関係をひけらかす事で、
自分には友達がいる、仲間がいる、と
思い込もうとしているひとがもしかしたら
多いのではないかと。

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あんた、どうせひとりだよ。


そう言ってやりたいひとたちが、ふと。

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「死の時にはわたしが仰向かんことを!

 この小さな顎が、小さい上にも小さく
 ならんことを!

 それよ、私は私が感じ得なかつたことのために、
 罰されて、死は来るものと思ふゆゑ。

 あゝ、その時私の仰向かんことを!

 せめてその時、私も、すべてを感ずる者で
 あらんことを!」


 

 中原中也「羊の歌」より

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今夜も何書いてんだか・・・ワケワカンネ


明日もいい日にしてみせますよ。おやすみなさい。