アウトライダー

さわやかだった昨日の夕方

1992年から定期購読していた雑誌「アウトライダー」。
今日、本屋に寄ったら、新しい号が出ていた。


所謂バイク雑誌


でも、この雑誌は他誌と明確なる差別化に成功している、
稀有な存在。


性能やらデザインやらなんやらかんやら、
クルマ雑誌と似たり寄ったりになりがちだったバイク雑誌
幅を利かせた中、この雑誌は「バイクで旅に出る事」という
明確なコンセプトを打ち出していた。


創刊準備号は1985年だというからそれをあわせれば今年で
20周年になるのであろう。


現在は奇数月発売になってしまったが、かつては月刊誌で、毎月1日発売だった。
月初めが待ち遠しかったなあ・・・


編集者も、そして読者もかなり「濃い」旅人が揃っていて、
記事や、読者の紀行文もワクワクさせられるものがいっぱいだった。



僕が読み始めた1992年頃には既に後期になっていたのだけれど、
単行本化もされた名物コーナー「ナチュラル・ツーリング」は
ほんとに良かった。


さすらいの野宿ライダー、寺崎勉氏と、カメラマン太田潤氏の
名コンビが、日本各地の林道をオフロードバイクで巡りつつ、
焚き火を囲んで野宿し、散々呑んだくれるだけのお話なのに、
何ともいえぬ面白みを醸し出していて・・・


単純な僕は、この寺崎氏の旅のスタイルに感化されてしまい、
氏が1987年に慣行した林道日本一周の記録のシリーズ本
よろしく、その10年後、1997年にそのルートを出来るだけトレースする
旅に出てしまった・・・

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その頃の元気は何処へやら、早いところライダー復活しなくては。
もう1年近くバイクに乗ってないな。保険も切れてるし。

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しかしだ、当の寺崎氏はといえば、今年11月で50歳になるのにも
関わらず、相も変わらず昔と全く同じスタイルで太田氏と林道野宿の旅を
繰り返している。凄いや!!!


HONDAのXLR系に乗ったのも、やたらと林道脇の空き地で野宿したのも、
両切りタバコの「しんせい」を吸ってみたのも、寺崎氏にあこがれての
事だったなあ。


旅に出なくては!!!いや、1〜2泊でもいいじゃないか。
なんでもいい、出掛ける事が肝要なのだ。


老け込むのはまだまだ当分早いぞ。


やや過激ともいえる旅を提唱していたアウトライダーも、
近年は読者の高年齢化(?)に合わせて大人の旅を
描くようになっている。


しかし、寺崎氏の旅のように、かつてと何ら変わらぬ旅の形を
愚直に伝えてくれてもいるのだな。

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ワンパターンにも程があると思えるのだけど、
こう書く。眠い。もう書けない。眠い。明日も忙しい。


明日もいい日にしてみせますよ。


文、ガタガタだな。いつもの事だけど。