夜行バスシンドローム

パソコンを冷やせ!!

今朝、こんな夢を見た。


僕は夜行バスで新宿に辿り着いた。
お腹が空いていたから、そばにいた
おじさんからパンを貰った。


おじさんは僕に、歌舞伎町へ行くのかね?
と訊ねた。


僕は、いえ、井の頭公園に行きたいんです。
と答えた。


乗り込んだ地下鉄の中で、訳の解らない集団が笑っていた。
僕もつられて大笑いした・・・


それだけ。


意味不明。


まあ、夢なんて大概こんなもんだ。

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旅が好きだったから、例えば親戚の家に遊びに行くのに、
わざわざブルートレインを利用したり、この夜行バスを
利用したり、何を思ったか東海道線の鈍行に半日揺られたり・・・


中でも、夜行バスって、旅に用いる手段としては何だか
別格な気がする。
夜の大阪駅、眠りを忘れたかのような都会の風景。


上手く書けないから、とてももどかしいんだけど、
バスは、鉄道のように改札口という「向こうとこちら」
を隔てるカタチがないんだ。


改札口がもたらす旅への入口と出口。
日常と非日常の交差点。


それがメリハリとなり、ある種の憧憬が完成を見るのが
鉄道の旅であろうか?


でも、夜行バスの旅は違う。


ふと、そこにある都会のなんでもない風景の中から、
小さな階段を2つほど上がれば、それでもう日常からの
決別が、とってもささやかなものではあるのだけれど、しかし
解る人には痛いほど解る(かな??)決別の瞬間が、唐突なまでに、
いともたやすく訪れてしまうのだ。


改札口という、あなたが意識する・しないに関わらず、しかし確実に
世界を分ける意外なほど正確で、新しい瞬間を形づくるこの段階。


この段階が、夜行バスの乗り場においては
(まあ、人にもよりけりなのですが)、
一切合財無視されて、イキナリ「非日常」が強引にスタートする。

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カーテンをめくり、夜の名神高速の情景を心に留めようとする。
一瞬見えた家、ほんの一瞬見えた家の中には女の子。
あの子は普段どんな暮らしをしてるのかな?
想像するのもいい。酒のツマミになる。


そして眠りに就く。あとは何も考えずに運ばれて行く。


朝、6:30頃だったかな?新宿のバスターミナルへ。
世界は変わり、そして何かが始まりそうな錯覚を愉しむ。
出発の瞬間にあった微妙なこころのさざめきを反芻しつつ、
今、自らが置かれている「よそ者」としての立場を意識する。


新鮮で、ちょっと不安で、そしてやっぱりワクワクする、
旅の始まりを僕は意識する。

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旅に出たい。落ち着き払うにはまだ早い気がする。


手段も、日程も問わない。何処かへ行きたい。


涙に覆われた列島を旅してみたいんです。

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唐突ですが、僕のサイトのBBSにカキコしてくださった
「涙。」さん、どうも有難うございます。
サイトが放置プレイ状態になっていた為、レスが遅れて
しまいました・・・なんとか更新させる時間を作らなくては。


ああ、これにて限界。寝ます。いつものように、こう書いて。
明日もいい日にしてみせますよ。