螺旋階段

影は、もう秋を知らせるが。

昨夜の日記にも書いたけど、僕が受け持つ
てんかん持ちの利用者さんがおかしくなって
しまった。


保護者のおじさんも交えて、僕と話が
したいとの事なので、いつもより1時間多く
時間をとって訪問する。


自分は病気持ちだ。
おじさんにまかせっきりで、何にも出来ないから困る。
だからいつもヘルパーがいてくれないと困る。etc...



最近、発作が連発したため、精神的に不安定になっていた
ようなのだ。


明らかな悪循環だ。マイナス思考が異常に連鎖している。


てんかんの発作が起きるのは、気象条件によるところもあるが、
精神的な影響もまた大きい。毎日毎日不安を募らせていると、
それが発作の引き金になる場合がある。


僅かでもプラスに考える事が出来ないのは、自分1人では
何も出来ないし、解らないからかもしれない。
過保護に育てられた結果がこれだ。


まあ、この利用者さんの場合、様々な過去があり、別の土地から
このあいりん地区に流れてきたという複雑な経緯があるので、
ある意味、おじさんが過保護に育ててしまったのもやむなしな
部分もあるにはあるのだが・・・


長い話し合いの時間を経て、今回はしばらく様子を見て、
スケジュールもいままで通りで行きましょう、という事に
どうにかこうにか落ち着いた。



こういう話し合いって、普通、ケアマネージャーも立ち会う
もんじゃないの?と思ったが、多忙でてんてこまいしてるから
仕方がないね。僕1人でどうにかするしかなかった・・・



その後、落ち着いたところで一緒に買物に行く。


そしたら・・・帰り道、国道26号線の横断歩道の真ん中で
発作を起こしちまった・・・orz



だから言ったじゃん、イライラしなさんな、心を鎮めて
楽しい事を考えろって。やはりだめなのかなあ。


発作自体はまあいい。中央分離帯のある横断歩道の真ん中だったから
どうにか事無きを得たし。


問題はこれからこの「マイナス思考大量作成マニア」(?)と
どのように付き合っていくか、だ。

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無限の螺旋階段のようだな、と思った。


どこまでもどこまでも下りて行く。


底が、無いんだ。


或いは、無限の回廊か。

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・・・明日もいい日にしてみせますよ・・・