林道日本一周の日記より Vol.2

ハビ内谷林道へ突入!

1997年 10月22日(水)快晴

5:50起床。寒くてなかなか起きられない。

ここは広島県山県郡筒賀村佐伯郡湯来町
との境にほど近い、人気のない山間部の
県道41号沿いの広場。昨夜はここで
野宿した。


昨夜の残った米をお茶漬けにして朝食。8:20出発。


R168に出る。凛とした朝の冷気。寒いけど気持ちが引き締まる。
戸河内(とごうち)まで戻り、R191へ。明神橋交差点より
県道252へ。一気に高度を上げ、戸河内の集落を見下ろす。
朝靄に覆われた風景が良い。道が狭い割に大型車の通行多く、
注意が必要。


恐羅漢スキー場に出た辺りで、今日の目的としていた十方山(ともやま)
林道に入る。中国地方を代表するダートであるらしいこのルート、
渓流に沿った谷あいの道で、鮮やかな紅葉も見られ、自然いっぱい!
路面は多少荒れているが、概ね走りやすい。久々の本格ダート15.4km快走!


狭い1車線のR448に出て、南に少し走ると三坂八郎林道。
変わった名前の林道だが、三坂八郎さんが作ったからこの名前なのではなく、
島根県匹見村三坂と広島県吉和村八郎を結んでいるのでこの名前である
らしい。峠のトンネルで島根県入り。全舗装で実につまらん。


県道42号に出て、匹見村野田よりハビ内谷林道(これもまた変な名前だ)へ。
やや砂利多く、ペース上がらず。谷沿いの集落より一気に峠へと
駆け登る。未舗装区間短く、5,4km。ところが、舗装路に入り、少し行くと、
舗装工事中で通行止め。工事中の看板くらい出しておいて欲しい。
やむなく引き返す。


再び県道42号に戻り、須川谷の集落より県道312号へ。峠を2つ越えて、
島根県鹿足郡日原町中心部に出る。ここでR9に合流。久々の大きな
国道だ。JR山口線日原駅にほど近い、国道沿いのスーパーマルシン
にて昼食の買物。スーパーの店長さんとあれこれ話す。
スーパー前のベンチに腰かけ、唐揚げ弁当の昼食。冷たくて不味いが、
食えるだけマシか。


朝は寒くてフリースのインナーを着ていたが、日中は暑く、
国道脇の気温計は27℃を表示。夏日かな。



城下町、津和野へ。修学旅行かとおぼしき中学生でいっぱい!
バイクで街中を走っていると、ジロジロ注目されて恥ずかしい。
やっぱりこういう所は普通の観光旅行で来るべきだ。
そそくさと退散。


R9を快走。のんびりしてて眠くなりそう。阿武郡阿東町の出光にて給油。
前回給油から355km走って12リッター入る。燃費はリッターあたり
33,8kmくらい?ジェベルにしては相当調子が良い。


山口県に入り、山口市木戸山まで走ってR262へ。日南瀬集落より
県道62号に折れ、今日の目的地としていた21世紀の森夏木原キャンプ場へ
行くが、閉鎖していて使用不可。あちこちさがした挙句、R262の
八丁峠を下った所にある公園を今日の野宿地に決定する。
近くに公衆トイレがあり、ここの水道にて洗髪。今日も風呂には
入れないけど、スッキリサッパリ!


山中でおよそ人気が無いから安心だ。


国道沿いの寂しい自販機でコーラを買い、手持ちの焼酎で割って呑む。
ようやく落ち着いた。


夕食は相も変わらず米を炊き、レトルトカレーをかけて食う。


明日は、今日の津和野同様、修学旅行で御馴染み(かな?)の
秋芳台経由で下関方面へ。本州南下ルートは、出来るだけ
日本海沿いで行きたいから、そろそろ内陸部から海岸線に
出ようか。


いよいよ九州上陸の日が近づいて来た。


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お盆ですね。今年は何処にも行けなかったから、
せめて思い出に頼って、旅気分を・・・


いけませんな。何とかしなきゃね。


また旅に出たい・・・



でも、当面は仕事を頑張ろう。



じゃ。


明日もいい日にしてみせますよ。