元気です

元気です



先週の日曜日、ヤマダ電機に行った事は
書いたが、その際、実は1000円ほどで、
電動式かき氷製造機を(なんつー大袈裟な表記だ)
買って来ていたのだ。
いや、何だか急にかき氷食いたくなってね・・・


苺のシロップも買い、本当に久し振りの、
懐かしい味を愉しみました。



かき氷か。うむ、夏にかき氷を食う時のBGMはアレしかない。
と言う訳で取り出したCDがこれ。



Vol.1に引き続き、吉田拓郎のアルバムより「元気です」。
その中の収録曲であるところの「夏休み」。


今、フジカラーのCMの中でも使われている曲ですな。

♪麦わら帽子は もう消えた
 田んぼの蛙は もう消えた
 それでも待ってる 夏休み


 姉さん先生 もういない
 きれいな先生 もういない
 それでも待ってる 夏休み


 絵日記つけてた 夏休み
 花火を買ってた 夏休み
 指折り待ってた 夏休み


 畑のとんぼはどこ行った
 あの時逃がしてあげたのに
 ひとりで待ってた 夏休み


 西瓜を食べてた 夏休み
 水まきしたっけ 夏休み
 ひまわり 夕立 せみの声・・・♪

アルバム「元気です」は1972年発表のものらしいが
(僕の生まれた年かあ・・・)、「夏休み」は
拓郎が広島から上京した年の夏に創られたものらしい。



1969年頃??  その辺はよくわからん。



生まれ故郷、鹿児島での小学校時代の思い出から
生まれた曲であるらしい。以前、フジテレビの
朝の「トクダネ」とかいう番組で、この曲に
関する特集をやってて、司会のオヅラ・・・いや小倉さんが
「拓郎とは同世代で、わたしゃ思い入れが強くて云々かんぬん・・・」
と、妙に熱く語っていたのが印象的だったので覚えている。



なんともシンプルな歌詞だ。このアルバムでは
作詞家、岡本おさみとのコラボが目立つが、うん、
挙げると「旅の宿」「こっちを向いてくれ」「リンゴ」
「また会おう」「まにあうかもしれない」そして「祭りのあと」・・・



個人的には、1968年製ギブソンJ-45のサウンドが冴え渡る「リンゴ」と、
おもいっきりパンキッシュな拓郎の怒鳴り声が強烈な「また会おう」が
お気に入りで、それでね・・・



いかん、「夏休み」の話だ。この曲は拓郎の作詞なのだね。
それがいいのだ。この人、他の作詞家と組むことがやたら多かった
らしいけど、やっぱり自作の歌詞で勝負してる曲がいい。



「夏休み」はまったく無駄の無い、ほんとに素晴らしい歌詞だと思う。
誰の心にもある、些細な、本当に些細な出来事や思い出を、
無駄なく、少ない言葉だけで表現出来る人は凄いなと思う。
誰にでも書けそうで、しかしいざやってみると、どう足掻いても
書けない。少なくとも、かつて詩人きどりだった(ことも一瞬あった)
僕には到底書けない。書ける人が近くにいたら、是非ともその秘訣を
伺いたいものである。



メロディーは、「こうき心」(アルバム「青春の詩」収録)
とあんまり変わらないような気もするけど、んなこたどうでもいい。
いいものはいい。


駄目だ、眠くなって来た。体力の限界!!
明日も早いぞもう寝るぞ。



今日は立秋だったんだね。
季節は、結構な勢いで過ぎていく。


もうすぐ、秋の訪れを知る日が来るのであろう。
そして僕は、抜けるような遠い青空を見上げながら、
ひとつふたつ、情けない溜息を、今年も遥か彼方に放り投げるのであろう。


明日もいい日にしてみせますよ。またこれか。おやすみなさい。