ビートルズのラストコンサート

街は湿り過ぎていた

この鬱陶しい天候の中、本日もお仕事で御座いました。
疲れたーーーー。でも頑張ったーーー。

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1時間半のインターバルがあったので、いつものように
西成図書館へ。


小川国夫の「悲しみの港」も読み終わったので、
次なる読書対象を探していたら・・・


ふと見つけたのが「ビートルズ・ラストコンサート・フォトドキュメンタリー」
なる本。1966年アメリカにおけるビートルズ最後のスタジアムコンサートの
とても貴重な記録だ。この年以降、ビートルズはライヴ活動を辞め、より
複雑な音楽的表現を求めてスタジオワークに没頭する事となる。


こんな本があったなんて・・・発行は1991年との事。


当時のビートルズの面々はとても大変だったらしい。
スーパーアイドルとして女の子達にキャーキャー言われていたかと
思えば、ジョン・レノンの「ビートルズはキリストよりも有名人だ」という
発言が、その真意を汲む事無く、無能なジャーナリストもどきによって
世界に配信されてしまい、とてつもないバッシングの嵐が巻き起こったり・・・


1965〜66年頃のジョン・レノンは、ボブ・ディランの影響を強く
受けていたらしい。数年前に買った、ある音楽雑誌に、当時のレノンの
インタビューが載っていたのを覚えている。


キチガイ沙汰のゴタゴタに巻き込まれたレノンは、フォークからロックへと
激しい移行を実践して、一部から猛烈なバッシングを受けていたという
ディランに強いシンパシーを感じていたそうだ。勿論、それだけでは無く、
その革新的な音楽性と、それまでのロックには有り得なかった歌詞の素晴らしさに
強く惹かれていたそうだが。


訪米した際にまず真っ先に逢いたいのはボブだ、とまで語っていたほど
入れ込んでいたらしい。



しかし、似たもの同士なところが災いしたのか、お互いピリピリしていた
時期であった為なのか、あまり腹を割って話をする事は出来なかったらしい。
レノンは後のインタビューで、その事を少しばかり悔やんでいる。



アルバム「ジョンの魂」の中の1曲「ゴッド」で、レノンは叫ぶ。



♪神なんて 自分の痛みをはかる概念にすぎない
 もう一度いおう
 神なんて 
 痛みをはかるものさしにすぎない


 (中略)


 聖書なんて信じない
 タロットも信じない 
 ヒトラーなんて信じない
 キリストなんて信じない
 ケネディなんて信じない
 仏陀なんて信じない
 マントラなんて信じない
 ギダなんて信じない
 ヨガなんて信じない
 王様なんて信じない
 エルヴィスも信じない
 ジンママンも信じない
 ビートルズなんて信じない・・・・・・♪



そして、「夢は終わった」と続いていく。


「ジンママン」とは、ディランの本名、ロバート・アレン・ジンママンの事。


ジンママンこそは、ユダヤ人最高の詩人であり、人間の血の匂いを、飢えを、
これでもかと的確・冷徹に表現したある意味最もフェアな芸術家なのだと、
きっとレノンは知っていたのかもしれない。


だからこそ自らの精神的支柱の1人としてこころに認めた。
だからこそビートルズから「独立」しなければならなかった時、
「ジンママン」からの影響をも捨て去らねばならなかった・・・
でも、結局その後もお互いに最後までつかず離れずで意識しあっていた・・・

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おお、ここでイキナリ素に戻ったよ。
僕は評論家じゃないでしょ。


なんか自分でも意外な程、解説しちまったよう!!!
恥ずかしいよう・・・・


ええい、ここは僕の自己満足の場だい!開き直れい!!
疲れ全開なのに、こんだけ書ける。まだまだやれるぞう。
はいはい、じゃあこれで〆ませう。


明日もいい日にしてみせますよ。これだよね。